■1月2日(水)晴れ
7:30 小屋出発
↓ - 1:00
8:30 滝谷ノ峰へリポート
↓ - 0:30
9:00 水松山分岐
↓ - 0:45
9:45 長沢山
↓ - 0:32
10:17 桂谷ノ頭
↓ - 1:09
11:26 白岩山分岐
↓ - 0:03
11:29 芋ノ木ドッケ
↓ - 0:41
12:10 大ダワ
↓ - 0:23
12:33 雲取山荘
↓ - 0:30
13:03 雲取山山頂
↓ - 1:04(避難小屋で4人組パーティーとの談笑30分含む)
14:07 雲取避難小屋出発
↓ - 0:27
14:34 奥多摩小屋
↓ - 0:40
15:14 七ツ石山
↓ - 0:20
15:34 七ツ石小屋(時間不明)
一緒に年越しをした2人とは小屋で別れた(サイトウさんではない方とは、追い抜くタイミングで一度出くわしたが)。2人とも、水松山から天祖山の方へ下山するという同じルートの予定だったようだが、特に一緒に歩くでもなくバラバラになった。皆ソロで山に入ったのだから、そのままソロで進んでゆくのは全然不思議なことじゃない。
一緒に年越しをした2人とは小屋で別れた(サイトウさんではない方とは、追い抜くタイミングで一度出くわしたが)。2人とも、水松山から天祖山の方へ下山するという同じルートの予定だったようだが、特に一緒に歩くでもなくバラバラになった。皆ソロで山に入ったのだから、そのままソロで進んでゆくのは全然不思議なことじゃない。
出発 |
トレイルにはあまり雪もなかったが、ところどころ凍結しているので通過が慎重になる。いちいちそーっと歩くのも面倒臭いので早々にスパイクを履いて進むことに。
天祖山との分岐。 |
天祖山の分岐から雲取山までのルートを歩くのは今回が2回目だった。初めてここを歩いた時はテントを買って初めて山で1泊した1泊2日の山行(の予定)だった。結局1泊目は雲取避難小屋だったのでテントは張らなかったが。そしてそのまま酉谷経由で大血川方面へ下ろうとして迷って遭難未遂をし、3泊4日かけて自力で人里に辿り着いた。長沢背稜のこのルート上で迷った訳ではないので、遭難未遂と直接関係があるわけではないのだけれど、あの時初めてこの場所を歩いて感じた、この山の奥深さと大きな懐に抱かれる感覚は一体何に起因していたのだろう、というのを改めて探りたいという気持ちもあった。酉谷〜水松山までも勿論長沢背稜だけれど、私の中では明らかにここから先雲取山までの長沢背稜こそが真の長沢背稜なのだ(と勝手に思っている)。満を持して、光り輝く重たい天国のドアを開くようななんとも言えない緊張感を抱きつつも、再びこのエリアにこうして足を踏み入れることに歓びを感じていた。個人的に何のエピソードも持たなければ、何のことはないトレイルなのかもしれないけれど、私にとっては大分思い入れのある場所。ここには何があったんだろう、何があるんだろう。いざ。
北側へ移るポイントが少しだけわかりづらいからか、手作りの道標がいくつかあった |
さっきまでと比べて凍結箇所が多い |
荷物が軽いとはいえ、歩いている距離が長いのでお腹が減る。 普段あまり手をつけないような非常食的な行動食にまで手を伸ばし、貪り食う |
シャクナゲ冬眠。 |
圧巻の根っこ! |
朽ちた木に見とれたりなど |
三峰の方へ降りる分岐。 |
ようやく。 |
やはり。。。滑落しそうだもの。 |
大ダワの看板でかいw ピークでもないのに主張すごすぎるw |
何棟にもなっていてかなり大きい |
雲取山荘の年越しは有名で、毎年鍋をやったりお餅つきをしたりするらしいのだが、この年末年始は250人泊まったのだとか。元旦の昼過ぎにもなるとこんなに静かになってしまうんだなぁ。
「芋ノ木ドッケ巻道」危険とな。矢張り。 |
お正月ということで |
お正月仕様w |
いや明らかにシラビンて書いてあるけど。シラビソ、、、 |
山頂にはそれなりに雪。でも少なめ |
雲取避難小屋で泊まっても良かったのだが、一度泊まったことがあるし、夜結構冷え込むらしいという予報もあったからもう少し高度を下げておこうかな、ということで少し下ることにした。それに避難小屋に泊まる人数も少なそうだったので、テントよりもずっと寒いんじゃないかという気もした。結局、奥多摩小屋じゃあ下った気がしないし、鷹巣避難小屋まで行くのも時間的に微妙だし(それに鷹巣小屋まで降りると夜が短くなるのでゆっくりできないし)、ということで間をとって七ツ石小屋を目指した。なんだか凄く微妙なところにあるし、貸し切りなんじゃないのか?そもそも小屋あいてるのか?
石尾根の右側を10分くらい下ったところに小屋がある |
ラーメンを食べてからテントでまったり読書。 |
ぐはw |
あと、彼の前に小屋番をしていた方が相当な酒好きだったらしく、それを知る登山客がお酒を持ってきては置いていってくれたために沢山ストックがあったのだとか。それにしても、テント泊の客を小屋のストーブ近くで暖まらせてくれる営業小屋なんてそうそう無いと思うし、用がなくてもまたちらっと遊びに行ってみてもいいなと思える小屋だった。因みに、テント泊でもストーブで煮炊きさせてくれるとのこと。
結局のところ、長沢背稜を歩いた時に強烈な印象が残ったのって一体何故だったのか。当時は「見渡す限り山山山ですごい!これまで行っていた所とは違う!」と思って興奮していたのだが、見渡す限り山しか見えないというような所にはこの数年の間に散々行ってきているので、今更そういう興奮はなかった。しかしあのシャクナゲは当時の私の目には強烈な生命力の象徴として映っただろうし、道のつき方にしても今回よくよく地形図を見ながら歩いてみたら結構面白みがあったから、何が面白いとも理解せずにただなんとなく無意識に面白さを感じ取っていたのだろう。あと、このエリアにはなんとも言えない魅力があるのだけれど、それについては今もまだ言葉にできない。行き慣れた場所なので、計画を立てていなくてもふらっと行くことができるし、それでいて気軽なハイカー的な人がそんなに居ないというのも良い。この不思議と肌に合うエリアは、もしかしたらまた何年か先に私に強烈な何かを残していくのかも知れない。
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