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3年前となる2012年、私の所属しているRUN OR DIE!!というランニングチームから何人かが奥久慈トレイルに参戦したのだが、そのうちの1人がこんなブログを書いてくれた。そして知らない誰かが作ってくれたこんな動画に感動のゴール写真が使われていたのを仲間が発見してきた。メンバーのブログの記事を、リアルタイムで読んでいたものと記憶しているが、当時まだ私はトレイルレースには出たことがなくて、自分がどのくらい走れるのかとかトレランのレースがどんなものかとか全くわからないうちからこのレースにはいつか自分もでてみたいなと思っていた。すごくくだらないけれど、やっぱりなんでも一番、最上級のもの、一流のもの、そういうのに興味があるからなんだろう、国内もっとも過酷なレースと称されることもあるこのレースにとても興味が湧いた。
このブログが書かれた翌年の2013年はそこまで具体的にエントリーのことを考えていなかったし、レースの開催時期がいつかも覚えていなかったので、気付いたらエントリーは終わっていた。2014年も同様に、気付いたらエントリーが終わっていた。そして今年。編笠岳-権現岳の厳冬期縦走を早めに切り上げて下山して、1日余ったからスキーでもしようかと思ってスキー場の近くでテントを張っていたときのことだ。夕飯を済ませスマホを見ていたら丁度一週間くらい前にエントリーが始まって、まだ締め切られていないと友人がFacebookに書き込んでいた。雪がしんしんと降り積もる中、私は躊躇うことなくエントリーボタンを押した。あれは1月のことだった。
1月はフロストバイトというロードのハーフマラソンに出場し、その距離を足しても月間走行距離たったの36kmという体たらく。2月は10km、3月に至ってはなんと0km!勿論山や釣り、スキーなどには行ったりしていたが、純粋にロードランとかトレランのトレーニングといったことは一切していなかった。流石の私も焦り出す。これから挑もうとしているのは、鏑木選手が「ロードの90kmと同等」と称した過酷なレースなのだ。このままではDNFは必至である。これまでのレースは、周りから「ヤスヨならなんとかなる」と言われて確かになんとかなってきたのだけれど、今回ばかりはどうにもならないと自分が一番よく分かっていた。
4月16日、某峠で上り坂ランの定例練習をするというJackieboyslimやAnswer4のコバちゃん達に会いに、仕事の帰りにはるばる高尾の方まで行った。電車で片道1時間15分、そこから車で30分。その日は私の誕生日だった。ゴールは陣馬山の山頂、けれどそこに至るまでのコンクリートの峠道はすべて脚を止めずに走るという練習だ。坂道を走って登るという概念は正直私には全く無かったし、下手したら早歩きをした方が速いくらいのペースで走ることに一体何の意味があるんだろうって思ったのだけれど、なんせコバちゃんは100マイルレースを完走している実力の持ち主、まぁ騙されたと思ってやってみるかと思うようになった。なにより、このときの1回目が本当にキツくて、普段練習をしている彼らにまったく追いつけなかったので悔しかったのだ。できないならできるようになりたいし、大体、できないうちからくだらない練習だと言うのはあまりにも驕りが過ぎる。
これがきっかけになって、ようやく4月も半ばを過ぎた頃から奥久慈に向けたトレーニングを始めることになった。その後の練習量は以下のとおり。あとヨガを少ししていたかな。
4月16日 峠練8km(累積標高540m)
4月18日 ロードバイク30km
4月21日 帰宅ラン20km
4月25日 奥武蔵トレラン37km(累積標高約2000m)
5月09日 奥武蔵トレラン26km(累積標高約2600m)
5月10日 ロードバイク88km(累積標高771m)
5月14日 峠練8km(累積標高540m)
5月17日 ヤビツ峠練+丹沢トレラン36km(累積標高約1900m)
5月19日 峠練8km(累積標高540m)
5月21日 皇居ラン15km(インターバル)
5月14日の峠練 |
正直大した練習量ではないと思う。4月は70km未満、5月もぎりぎり100km程度だし。しかし私にしてみたら練習している方だというのは私をよく知る友人達には理解して頂けるだろう。普段普通に登山に行っているものをほぼ全てトレーニングに充てたという感じか。そして最後1週間は完全なレスト。1ヶ月や2ヶ月まったく走らないなんて私にとってはよくあることなのに、この1週間は本当に長く感じた。1ヶ月しか練習していないのに1週間も休んだら、トレーニングで得たことを体が完全に忘れてしまうのではないかと怖くもあったが、これまでの練習で少しずつ少しずつ蓄積されていた疲労を抜ききるまでは動いてはいけないなと実感していた。
本編へ続く
フルでお仕事しているのに約1ヶ月で300km弱走ってる。それだけで相当なことだと思う。さすがっす。続き読むのを楽しみにしてまーす。
返信削除チャリが120kmくらい入ってるから純粋にランはそこまで多くないけど、これ以外にも普通に山登りしてるからねー、そう考えると多いかもね。
削除お疲れさまでした。終盤の下りのあなたの爆走は驚きでした。from 死なずに完走できたオジサン(笑)
返信削除わぁ!このブログにどうやって辿り着いたんですか?びっくりしました!そしてよく現地での私とこのブログの私が一致しましたね〜w
削除リザルト見てみたら、結局また抜き返されたようで、岡本さんは私より先にゴールされてました。気づかなかったなぁ。因みに「死んでも」発言より前、どこかの登りで私は岡本さんのすぐ後ろにいましたw 漢字違いの同じ名前のラン仲間がいるので、名前一緒だなぁって思ったのを思い出しましたよ!
こんなところで再会?できて光栄です。お互いゴールできてよかったです!次のレースは何ですか?
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返信削除ランオアダイで見つけたってことですね!なるほど。ていうかひょっとしてTwitterフォローされてるんですかね?なんでキタタンのリザルト知ってるんですか??Facebookは友達しか見られない設定の筈なんですが。。
削除奥久慈、立ち止まってブツブツってなんだろうww まったく記憶にないですw なんか計算してたのかなー。完全に怪しい人ですねw
しかしキタタンで見かけて、ってすごい!格好同じだったけどザック違ったしよくぞわかりましたね。私も今回サブ8目指してたので、走力似てるのかな?
ハセツネは終盤かなり歩きましたし14時間台はそんなにむずかしくないと思いますよ。むしろ奥久慈なんかより余程ゆるいです。因みに今年もハセツネでます。
上州武尊は60に出てましたが熊鈴持って行ってないので直してとは言ってないかも。でも走力考えると出くわしてるかもしれないですね!今度よかったら飲みましょー!
(^_^)ゞ
削除YNMC120の下調べでアレコレ検索してたら、ここにランディング(笑)うかつにも、お名前を記載してしまっていたので削除しました。たいへん失礼いたしました。ウェブログは、ひと通り読まさせていただきましたが、救難活動に携わってきた者からのお願いとして、二択の時は必ず「Back to Basic」「Safe Side」で、くれぐれもお願いします。
返信削除では、ハセツネで、「Rock 'n' Roll!」