2011/07/27

20110726-27_初fish & peak @丹沢

なんだったんだろうあの夢のような2日間は。
そもそも大分前から、なりさんの釣行についていきたいって思っていて
その話はしていた訳だけど、
具体的なお休み合わせに成功し、本格的に話が動き出したのは6月末のこと。
多分、なんとなく初めから、近いうちに実現するんじゃないかって思っていた。

初めての人を連れて行くのなんて、絶対に面倒臭い筈だし、
そういう計画って口約束だけで流れてしまいがち。
今回我々をあらゆる面で導いてくれたなりさんには本当に感謝してます。
ほんとにありがとう!!

沢装備で必要なものをリストアップしてもらうところから始まり、
こちらで買うべきものたちを洗い出し、何を買うか夜な夜な選定。
そして海外通販と店頭での検討、店頭購入と通販を駆使してギアを調達。
なんと通販ギア達が到着したのは遡行の前日。

神タイミング!
この時点で、もう素敵な2日間になることを確信してしまった!!
(安直)

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■7月26日(火) 曇

さて、
駅でお酒類調達してバスに乗り込み、バスを降りてからしばらく舗装路歩き。
まだ舗装路なんだけども、増水していて道が浸水しておるw
山道に入ってA峠まで、ちょっとした近道ルートを通って歩きます。
これでどうやらかなりの時間短縮ができた模様。
広い河原を歩く。なんのことはない道でも、山道とは違うので
歩きづらい。すぐになりさんから引き離される・・・
そしてまた山に入ります・・・
ちょろちょろと水が流れるちょっとしたナメ。
普段の水量だと、ここは水流れていないんだとか。
やっぱり今日は水多いのね・・・
なんだか想像以上だ。特に心理的な変革がすごい。
これまであれこれ気にしていたことの全てが、本当にどうでもよくなってくる。
凄い細かいことだけど、今まで藪漕ぎの時とか軍手して歩いたりしていて、
確かにトゲが指に刺さったりすると面倒だしそれなりに意味あったと思うのだけれど、
なりさんがガツガツ素手で進んでいくのを見ていると、
軍手だの何だのとしていることが恥ずかしいような気がしてくる。。。
いや別に軍手したっていいと思うんですよ、でも、
郷に入りては郷に従え、、、ちょっと意味違う気もするけど
私も一緒になって素手を貫くことに。
というわけで、どんどんあれこれ(いい意味で)どうでも良くなってきます。
トンネルだ!
峠を越えて一件落着、更に進み林道を歩いてB沢とC沢の出合いに到着、
ランチは素麺です!わくわく・・・
3人で2回素麺食べると麺汁1本て簡単になくなるのね
なりさん流石の手際です
沢水で一気に麺を冷やします!美味しかったー!!!
そして荷物デポして釣り。B沢へ向かいます。
サブザック忘れたので、とりあえず荷物抜いて私のザックに
餌とか竿とか詰めて移動。
釣れない・・・
C沢も行きましたが結局いずれもダメでした。

集中豪雨があった後だからなのか、魚影さえ見えません。
我々も、負けじと(いやどう考えても負けるわけだけど)竿を出しますが、
叔父が貸してくれたのは5.4mもある長い竿。
とてもじゃないけど素人には扱いきれませんでした。。。
餌はミミズとブドウ虫にしましたけども、全然ダメでした
まぁ、素人が釣ろうと思ってそう簡単には釣れないもんですね。

なりさんは毛鉤で。
でもやっぱり釣れません。
普段はよく釣れる沢らしいのですが、今回は釣果なし。。。

新鮮な魚食べてやる!と欲出しすぎた私が災いしたのかもw

デポした荷物を回収して移動。
某小屋にてTanzawaKurobeさん&Mt_Fooさんの釣行チームと会って情報交換、
そして小屋から少し離れたところを寝場所とすることに決定。
まずは農ポリタープを張る
…とかなんとか言ってる間に私の脚だけぼこぼこに蚊にやられる。。。涙
薪を集めて石でカマド作って焚き火。そしてご飯を炊く。
ビリー缶吊り下げるための木を焚き火の上に組んで、ご飯を炊く。

沢の人達にとっては普段の他愛ないことの数々、
でも我々が普段、他人のブログやツイッターの中でしか目にしたことのない
沢沿いでの焚き火ノ光景が、今まさに自分の目の前に!!!


最高じゃないかーーー
ご飯は美味しく完璧に、ほんのりとしたお焦げを伴ってふっくらと炊けるし、
魚なくても何の問題もない!
なんだこれ!なんでこんなに楽しいんだろう!
楽しそうにネギ味噌を大量生産するなりさん
このネギ味噌と魚ソーを放置したまま眠ったから、翌朝蟻どもに
食われまくってしまった・・・。けどそんな蟻の残飯も食べたけどね。
(魚ソーはさすがに断念したが)
ご飯蒸らしちぅ 他愛ない宴がここまで楽しいとは!
夜何の話をしてたか全然覚えてないけど、とにかく楽しかった!
前半4合の炊飯に続き、明日の朝と行動食用の4合のご飯を炊きながらぐだぐだ。
炊けてビリー缶を火から降ろして、ようやく初日のミッション終了。

何かぶつぶつ言いながらなりさん撃沈w
我々も就寝。
結局タープ張ったけどタープの下に移動することもなく、全員その辺に転がってましたw

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■7月27日(水) 曇
いわゆる登攀は無い沢歩きといえども、前日と比べると攀じ登る感じの2日目。
うひょー!
たまらんばい!!
ここは特にスリングも掴まるものも無いけど登れます
滑ったらやばい!と少しビビりながら進みます
ザ・沢って感じやないのー!
場所によっては滑りやすい泥だの岩だのもありましたが
なりさんが色々とサポートしてくれたお陰で、マスタも私も問題なく進めました。
さて、釣れそうなポイントは全部攻めてみましょう。
ということで、なりさんが一人で頑張ってくれる。
やっぱり釣れないのでもうランチにします・・・
出合いのところで素麺しましたが、どっちの沢の水が旨いとか何とか言いながら・・・
イワナ調理用に持参したニンニクと鷹の爪、そこに
ネギなど投入してバターで炒めてみる。旨い!!
素麺におにぎりとか食べたもんでお腹いっぱいですが
そろそろ沢も佳境なわけで・・・
沢から離れた途端に暑いw
そしてアザミが生い茂ってて痛すぎる。。。
写真撮れなかったけど、結構しんどい箇所あったよなぁ。
どうにか乗り越えて、尾根に乗ったところ。
でも乗る尾根違ったw
TanzawaKurobeさんに「詰め間違えないようにねー」と言われていたにも関わらず
詰め間違うwww
だから最後こんなにキツかったのかw あばばばば・・・

沢から離れる時に水を汲み忘れたため、ここから暫く、まさかの水不足に陥ります。
マスタが汲んできていた僅かな水を3人で分け合い、
次に沢に出るまでの数時間、水無しでした・・・超暑かった・・・
メジャールート復帰まだかな・・・
遂にピークを踏む!
最後の登り、結構きつかった・・・
もうここまで来ればメジャールートなので速い速い。
でも時間的にかなりギリギリ。沢で水調達してから後はヘッデン装着でした。
沢に出た時、一気飲みした水が美味しかったこと美味しかったこと。
少しだけ行動食をとり、凄い勢いで下山。

しかしバスを逃してしまった。。。仕方ないのでタクシーに駅まで運んで貰いました。

最後はいつもの某店で乾杯w
生野菜がたまらなく旨い!
ミミガーうます!
なんだかもう怒涛の2日間でしたが、もうちょっとしたことが全部楽しくて新鮮で、
そして色んなことがどうでも良くなって、頭の中がクリアにミニマルに整理されて、
全てが開放されたような、そんな気分でした。
パッキングについてもかなり考えさせられて、次に買うべきザックの方向性も明確になったし、
脚の筋肉をここまで追い詰めた感じも、今までで一番強かったようにも思います。
脚全体が色んな意味で張り詰めてて、疲れを感じないくらい頑張ってた。
その感覚は辛いのじゃなくて、寧ろ快感であり・・・w
帰ってきたら、久しぶりに筋肉痛になりましたよ。

あれこれひとつひとつの出来事がいちいち鮮烈すぎて、
丸2日間超興奮状態で鼻血出なかったのは奇跡としか思えない。
きっと今回のなんて、沢のサワリでしかないんだろうけど、
この時点でこれだけ興奮してたら、私一体どこまで沢で快感覚えてしまうんだかw

今回は釣りを伴う遡行だったので、具体的な沢の名前は控えさせて頂きました。
釣り人の間ではこれ常識みたいですね。というわけで悪しからず。

ヤマレコはこちらからドゾ!

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