2012/07/29

20120729_奥多摩水系水根沢

土日に、泊まりではなくわざわざ日帰りを2本行くというのは実は初めて。
全部濡れたまま持っていけばいいやと思っていたのだが、いざ帰宅してみるとなんだか放置しておけず
結局夜のうちに全部軽く洗濯機で洗って乾かして持参した。
移動時間やら洗濯やらで大分疲れたので、今後は日帰り2本は止めよう、と心に決めたのであった…

そして昨日の水没からカメラは復活せず(涙)今回はスマホによる撮影と相成りました・・・
(そのせいで写真少ない)

本日の沢は、アクセスが良いにもかかわらずまだ行ったことがなかった奥多摩水根沢。
遡行グレードは1級上。
パーティー構成は水根沢経験者でクライマーのミツルさん、沢初心者ウサさん、そして我々の計4名。
詰め上がりはせず、半月の滝までの約3時間コース。

ウサさんは「ユルフワと聞いて来た・・・」と言っていたのだが、そこまでユルフワな筈も無く。
全体的にはとりあえずザブザブと水に浸かったり落ちたりアレコレ楽しかった・・・w
(★はウサさん撮影によるものです)
鴨沢西行きバスで水根下車。バイカー達が多数。
キャンプ場の脇の東屋のようなところのすぐ下から入渓。この小屋の下あたりで準備。
全体的に小ぶりな沢ではあるが深いところは深いのでよく濡れる。
たまに寒い瞬間もあったけれど、暑い日だったので水浴びには丁度良かったw
それにしても写真が少なくて残念!
ミツルさん確保のもとでウサさんへつり中!
ドボッ(これを7回ほど繰り返す)
救助w
半月の滝の手前のゴルジュは左岸から巻いたものの結構な高巻きだった。
残置スリングが何箇所か、と、支点が何箇所かあったのでミツルさんがロープを引いてくれた。
フリーで行けないこともないのだろうけれど、万が一のことを考えると矢張りロープはあった方が良い。
(因みにゴルジュを中央突破していた人もロープを使っていた)

多少時間がかかっても、不安な場所では確保すべきだし、不安な場所が減るように力をつけることや
確保に時間がかからないように色々な操作に慣れることも大切だなと思った。
そもそも、2人で行く場合には、どちらかが多少のリスクは覚悟の上で行かなくてはならない訳だが。。。
★最後の半月の滝はこんな感じに。みつるさんは濡れたくないと言って巻いていたが私とマスタは突っ込んでみた。
ワタクシも1回ドボンしつつなんとかクリア!
ファンクさんが御岳ボルダーに居るということで全員で御岳へ移動・・・
まったりとボルを見学しつつ川沿いで過ごすひととき。
ミツルさんの死体w(寝ずに水根沢、からの昼寝中)
★子連れのタトゥーお兄様、背中の筋肉が無茶苦茶クールだったので思わず激写。
見事忍者返しの岩完登。良い物見させてもらいました。
ファンクさん、忍者返しの岩との果てなき戦い(3rd stage)を見学した後に都内へ・・・
中野某所にてキヒー!お疲れ様でした!
クライマー達が語る変態的な岩への愛と、岩と過ごす至高のひとときに関する貴重なお話を肴に
肉を並べて「蛋白質」とか言いながらアルコールで流しこむ様は、それはそれでやはり変態的だった・・・

2012/07/28

20120728_玄倉川小川谷廊下

すけろくさん、マスタ、私の3人で行く予定だったところに、地元民リンパ氏が加わった4人での遡行。
リンパ氏と同じく地元民であるらえさんも登場。
足負傷中のため一緒に遡行することはできなかったが、取り付きまで案内をしてくれた。

今回は距離も短く時間的に余裕があり滝に突っ込んで無駄に時間を費やしているためCTは記録せず。
(写真はすけろくさんのが一部混在。)

JR谷峨駅に8時頃集合。リンパさんの背中にはトレードマークのクマがwww 沢なのにww
(勿論沢には連れて行かなかったけれどもw)
穴ノ平橋まで車が入れるのだが、今は夏の交通規制で小川谷出合までしか入れないそう。
適当に行かれるところまで行って車を降り、しばらく林道を歩く。
規制がかかっていなかったとしても、崩落がひどくて途中までしか入れないような感じ。
穴ノ平橋手前右手の踏み跡を辿って沢に降りる
結構な急斜面だが踏み跡がついているので歩きづらくは無い
少し沢沿いのゴーロを進むと1つ目の滝が見えてくる。
記録によってはF0?てことらしい。この奥のCSがF1だとか。
いきなり登れないという。。。先が思いやられます(←ビビリ)
遡行終了後合流しましょーということでここでらえさんと一旦お別れ。
と、F1終わるとすぐCS。ハーケンにアブミ風にスリングがかかっているものの、
上部にホールドがあるわけでもなく、すぐ前を進むパーティーもかなり苦戦。
とりあえず確保してもらいつつ登る。いやこんな頼りっぱなしで情けないったらもう・・・
左側から登る
行けるかっ!?
諦めて巻く・・・w
ここも突っ込みますか・・・(すぐ上を巻いているパーティーが居るにもかかわらず)
無理なんで一旦少しだけ巻いてからロープで下降。更にこの先も巻いているパーティーも居たけれど・・・
大岩登場。前のパーティーがつるつる登ってます
耳に水が入って抜こうとしている私(手前)。
トラロープがかかってはいるものの支点が危なっかしいとの前情報・・・
まぁ、大丈夫そうじゃないですか
最初の岩のくぼみのところへ勢いをつけて登り、それからトラロープをたぐるようにして上へ。
(とか偉そうに書いてるけど私はトラロープ以外のロープでがっちり確保してもらったという・・・)
やっと半分。
水流激しいしこうして見てみるとそれなりに怖いけど、
まぁ落ちても死なないかなという安心感があるので登れる
マスタがんばる
リンパさんの手前に、手と頭だけ見え隠れしている私・・・w
大コバ沢かな?
石棚登場。写真左上に写り込んでいる前のパーティーの後を追って高巻き。
行動食を食べながら順番待ち。
ランニングをとったのは1ヶ所のみ(だったと思う)。なんだかんだで全員無事クリア。
最後だったのでビレイしてもらっていた、、とはいえ矢張り怖かった・・・
安心している暇もなくまたコレ!
なんとかなるか?
ズボーン!(1回で諦め)
はい次(私は早々に無理と判断して巻いた)
大分粘ったがマスタも登れず終了(ここでデジカメは水没し、ドリンクボトルは流れ去った・・・)
リンパさんプカプカと楽しげw
クライマックスの8m滝。ハーケンにスリングがかけられたものが2つあるが大分厳しい。
しかも、かつては上部にホールドがあったらしいが、はがれて無くなってしまったとか。
まぁ無理。私は左から巻いてロープを伝って下降。すけろくさんが直登に成功したので、上から簡易ロープで
確保しつつ私以外の2人は登った。。。それでも大分キツそうだった。
上での確保風景w リンパさん確保時は私とすけろくさんで。
リンパさん上に到達した後はすけろくさんとリンパさんで確保。
(更にリンパさんの左後手にはボルトだかハーケンもあったので、そこにも確保。)
最後に堰堤が見えたらここを通過したあたりで東沢の出合い、で、遡行終了。
装備一部解除して中ノ沢経路を通り下山。装備解除中にヒル1匹と遭遇。被害はなし。
まぁあちこちにトラロープもかけられているので慎重に下れば問題なし。でも結構ザレている。
敢えてキツイところキツイところを選んで滝はなるべく直登したりしていたからかもしれないが
全体的に想像以上にキツかった。自分達だけで行かれる気があまりしなかった(弱気)。

あとは靴。
マスタと私はフェルトソール、すけろくさんはアクアステルス、リンパさんはスパイク地下足袋で、
我々が一番滑った模様。苔が無いこの沢にはステルスソールが最も適しているのだそう。
次来る時には是非ステルスソールで試してみたいものだ。

体はよく冷えた。夏場の沢は本当に涼しくて良いな。

延々6時間もバシャバシャどぼんと水と戯れてようやく車に戻る。
らえさん予想だにしなかったであろう6時間の待機時間・・・w ようやく合流しお風呂とご飯で解散。
帰りは近くのホルモン屋さんで栄養補給。お疲れ様でした!
ヤマレコはこちらからドゾ!
すけろくさんの小川谷廊下の記録はこちら

2012/07/22

20120722_長沢背稜トレラン

ようやく梅雨が開けたと思ったらやたらと涼しいので沢とか寒いんじゃないの、ということで走ってきた。

>>>今回のGPSログについて・・・
私のスマホ(Docomo/GalaxyS)はGPSの感度が無茶苦茶悪くてログが飛びまくるので
普段はマスタのスマホ(Docomo/GalaxyS2)の山旅ロガーで記録しているのだが、
今回は長沢背稜ということで電波状況も良いと思ったので、私のスマホ×RunKeeperで記録してみた。
沢筋でもないメジャールートだけのことはあってログはばっちり。
充電も96%→45%程度の減りに留まった(途中のPauseなどは無し)。参考まで。

>>>靴・・・
inov8 mudclaw270
これまではMontrail Hurricane Ridgeを履いていたがソールが剥がれたので
先日買ってみたmudclawを試してみた。
こちらのブログにも詳細なレビューがあります)

9:05 東日原出発
↓ - 1:30
10:35 一杯水避難小屋
↓ - 0:22(水場往復&休憩)
10:57 出発
↓ - 1:10
12:07 酉谷避難小屋
↓ - 0:38(休憩)
12:45 出発
↓ - 0:41
13:26 滝谷の峰ヘリポート
↓ - 0:17
13:43 天祖山分岐
↓ - 0:17
14:00 梯子坂ノクビレ
↓ - 0:30
14:30 天祖山
↓ - 1:18(天祖山での休憩含む)
15:48 林道着
↓ - 0:24
16:12 東日原(バス16:17)
今日も満員。。。
東日原下車。因みに倉沢下車でも三ツドッケに抜けるルートがあるのでどちらからでもOK。
東日原まで450円、倉沢まで350円。CT的には多分それほど変わらないのでは?
いやぁ今日も激しくガスってる
ラーメン大好き小池さんの口みたいですね
CT2:30のところ1:30で一杯水避難小屋に到着。
一応トレランだからなぁ、、、早いんだか遅いんだか・・・?
避難小屋から少し歩いて水場へ。ここの水はなかなか美味しい。
下から1.5ほど担いでいたが、水道水よりもここの水の方が圧倒的に美味しいので入れ替え。
ここから次の水場(酉谷小屋)までは1時間程で走る予定なので、水は1.25ほど補給するのみ。
(本当はもっと少なくて足りるけれど一応保険的なもので多めに補給)
相変わらず小綺麗だがまだ一度も泊まったことは無い。。。
この日のこの場所の気温これくらい。そこそこ涼しい。
中はこんな感じ
まぁ今更この小屋に関して写真を載せる必要性もないような気もするけれど一応w
出発。
mudclaw×濡れた木の上=無茶苦茶滑る。。。怖い。。
木が乾いていれば殆ど滑らない。
小川谷林道まだダメなよう。
そこそこ走れる。けどそれなりに道幅は狭い。
久々の酉谷小屋
多くの登山者から愛されまくっている酉谷避難小屋、もとい「水割り避難小屋」。
雑記帳には工場長の書き込みもw(横に返信入れておきましたよ~)
物凄いお腹が減るので草まんじゅうとパワーバー的なものを食らう。。。
というかココは居心地が良すぎてついつい長居してしまう!
水はまだいっぱい水のものが残っていたので少しだけ酉谷水とブレンドで2L弱。
(酉谷水結構チョロチョロだったので、2人分のハイドラを満タンにするには時間かかりすぎると判断しブレンドに。)
ほいっ。
たまにはとカメラを向けたら何故かドヤ顔。
あまり記憶になかった滝谷ノ峰ヘリポート。と思ったら2010年11月に運用を開始した新しいヘリポートだそうで。
2010年GWに行かれた方のブログによると、その頃はまだ完成していなかったらしい。
雲取山に瞬間移動でもしたかと思ったw
実は今回、天祖山から東日原へ下山するのではなく、雲取山まで抜けて鴨沢へ下りる予定だった。
更に言うと・・・ヨコスズ尾根ではなくて棒ノ折から登って雲取まで抜ける予定だった・・・w

棒ノ折案は計画段階で43kmぐらいあることが判明して却下。
ヨコスズ尾根から雲取の案だと32km・・・うまくいけば抜けられるかも?と思ったがタイムアップ。
夜に予定もあり、16時台のバスには乗りたいと思っていたので長沢背稜は水松山までとし、下山。
このまま長沢背稜を進むと雲取山に着く。この先が好きなんだけどねー、でもここは確か倒木多いので走れないかも。
意外と大変・・・天祖山侮れない。
なんだかありがたげな名前の山だなと思っていたら神社が。(全部で3箇所も建物が続くw)
降り始めて最初にあった建物の場所が天祖山。長沢背稜から大分離れて歩いているのに
天祖山で散々登らされたのでまだこんな標高!ああ・・・
またしても建物
小池さんの口きのこ
さらに建物
ここはちょっと不気味・・・・・得体の知れない白いドゥルっとしたものが地面にたくさん散らばっていた。。。
天祖山からの下りはかなり岩岩していて全然走れなかった。。。
トレラン慣れてる人なら走れるのかもしれないけれども。
ようやく林道が見えた!この谷を強引に降りていきたい衝動に駆られるも、道なりに進む。
前方(写真左側)に見えている薄い尾根を越えるとすぐ九十九折の道で林道へ降りられる。
お疲れ様でした、因みにこの時点で水はまだ十分残っていた。
CTでは東日原まで1時間程あるが、そもそもトレランとして計画しているのでこんな舗装路に
1時間かかるなんて前提は無い!というわけで当然のように走る・・・w 約30分程で東日原に到着。
中日原のあたりでダリアが咲いてた。綺麗!
問題のmudclawの履き心地はというと、
泥斜面のフリクションは物凄く良く、ザレは不向きと聞いていたけれどそれ程悪くもなかった。
舗装路も問題なし。
滑りやすくて怖かったのは、濡れた木や岩など。これは流石に滑らないだろう、と思っても大抵滑る。
注意点としては、フォアフット系シューズということでクッション性があまり期待できないという点。
(詳しくはこちら

-----以下引用

中級クラスのランナーに適したモデルです。
また、より完全なフォアフットランニングを目指すためのトレーニングに最適。

ソールの厚さ
●つま先/7mm
●ヒール/13mm
●前後差/6mm

-----引用おわり


私自身がそんなに走りこんで居るわけでもなく、月間走行距離100キロにも満たないヘタレなので
走っていない人にはオススメしない、などと偉そうなことは言えないが、
少なくとも脚力が人並以下なら止めた方が良さそうw
とか言いながらコレはもう多分昨シーズンのだから買えないと思うが。。。

あと、上述のブログの方も書いているように、下りで爪先が靴に当たるということが全く無いのは凄い。
フォアフットで走るように心掛けると、踵に近い場所で着地する時よりも足が靴の中で前に
ズレ易いんじゃないかというような気がするのだが、フォアフットで走っていても爪先があたるようなことは無く
非常に履き心地が良かった。

因みに、、、平地舗装路を「歩いて」いるのが一番しんどい気がする。あくまでもこれは走る靴だなと。

場所は変わって三軒茶屋。
あまりの空腹に二郎インスパイア食べに行こうと246沿いを雨に打たれながら移動したのに日曜定休だった――からの某所。大好きなmnml ssgsのまったりチルアウト空間で1日を締めくくる。
毎度ながら英語喋らない人の方が少ない空間・・・
一応ヤマレコはこちら(ほとんど内容は無い)。