そのままになっていた遡行計画があった。(因みに、その代わりとなった山行はこちら)
台風4号グチョルの通過直後となるこの土日はこのルートに捧げよう。気を引き締めていこう。
昨年このルートの計画が出た時点では、正直自分達の力だけで鶏冠谷は厳しいのではないかと思っていた。
だから自分達よりも実力レベルの高い人に連れて行ってもらう位が丁度良いなと。
しかしそれ以降、何度か沢へ入り沢の勝手もそれなりに判ってきて、
1度だけとはいえ外岩へも登って、登れる場所と登れない場所の判断が多少つくようになり
登れる場所を無駄に怖がる必要はないなというほんの少しの度胸もついた。
十分とはいえないが大分機が熟したかもしれない。行くなら今だ。
・・・とまぁ今回鶏冠谷を選んだことについては後付けの理由で、
私自身は昨年すけろくさんとそんな話になっていたということさえも忘れていたのだけれどもw
とりあえず鶏冠尾根については、木賊山のあたりを歩くと取り付きの道標があるので、
その道標を見かけた時からの仄かな憧れの尾根でもあった。それではいざ。
■6月23日(土)曇時々晴れ
11:24 西沢渓谷バス停到着、出発
↓ - 0:36
12:00 鶏冠山方面分岐
↓ - ?
?? 鶏冠谷出合
↓ - 1:24(入渓準備、ご飯、出くわしたご夫婦とお喋り)
13:24 鶏冠谷出合出発
↓ - 2:46
16:12 逆くの字滝
↓ - 0:45
16:57 二俣
↓ - 1:50
18:47 幕営地点(二ノ沢手前)
11:24 西沢渓谷バス停到着、出発
↓ - 0:36
12:00 鶏冠山方面分岐
↓ - ?
?? 鶏冠谷出合
↓ - 1:24(入渓準備、ご飯、出くわしたご夫婦とお喋り)
13:24 鶏冠谷出合出発
↓ - 2:46
16:12 逆くの字滝
↓ - 0:45
16:57 二俣
↓ - 1:50
18:47 幕営地点(二ノ沢手前)
9時台のバスで西沢渓谷に向かおうとするも、土日の晴天ということでバス満員でなんと乗れず…
立ち乗りでもいいので無理ですかと掛け合うも断られ、臨時便もないとのことで
いきなり1時間以上のタイムロスを食らうという衝撃の幕開け・・
明日下降予定の鶏冠尾根は雲の中です・・・ |
二俣吊橋を越えて少しすると「西沢渓谷」と書かれた大きな看板が(写真左に少しだけ写り込んでいる) 西沢渓谷を回るルートは看板の左側を直進、鶏冠山方面へは右の樹林帯に入っていく |
踏み跡を辿り沢沿いをしばらく進む(下り口ぽいところが2ヶ所あるけれどどちらで降りても問題なし) |
多少足場が悪いのでトラロープもあり |
防水チェックも含めた入渓準備とお昼ご飯のおにぎりを食べていざ鶏冠谷へ! |
今回はサコッシュごと100均の非常用携帯水タンク?みたいなのに入れてザックにしまうことにした。
水タンクの防水性能は最高。水を運ぶものなので当然といえば当然。
しかし矢張り出しやすいところに入れておきたい『虫除け』『痒み止め』『日焼け止め』については
ザック本体に入れていると出し入れが不便なために使用頻度が下がる。
結果として虫にアホみたいに刺された・・・
2日目、酷い虫刺されを教訓として、このミニボトル系3本はザックのサイドポケットに
突っ込むことにしたのだが、私のザックのサイドポケットには最初から1ヶ所穴が開けてあるため、
径の小さなボトル類は穴から落ちそうだ。
落としても困るので、今回はキッチン用のビニール袋(スーパーにロールで設置してあるようなタイプの袋)に
まとめてからサイドポケットにしまったが、出し入れする内にその袋も切れ、
矢張りいつ落としてもおかしくないような状況になってしまった。
かと言ってこんなところに丈夫なビニール袋でも入れようものなら、水抜けが悪くて仕方ない。
どうしたものか。試行錯誤は続く。
丈夫なリールコードみたいなものでザックに取り付けられるサコッシュとかがあれば良いのか?
一度釜ノ沢の方に向かう東沢の本流を渡渉し、緑の生い茂った鶏冠谷に入渓。いきなりいい雰囲気。 |
魚留滝。結構上の方までボルトも残置ハーケンも無い。右から巻ける。 |
平らな岩の上を滑る水と戯れるw そんなことして転んでも知らないよ・・・ |
台風の影響で全体的に水量多め。 |
やたら濡れるw |
ナメってます |
大したところではないんだけれども10mのおたすけロープをダブルで懸垂下降。 後半の予行演習的な感じで。 |
逆くの字滝。こうして写真で見てみると確かに逆くの字w |
このスリングの先にロープをかけて、水流の中を行くのが本当らしい。 知らずにこれに掴まって無理矢理へつったw どうりで滑るw |
どうりで残置スリングが変な掛け方だなと思ったよ |
ここは深かったんだっけかな |
奥飯盛沢との出合の辺り |
案外はっきりとした踏跡のある巻き道。右岸を割と高めに巻くけれども怖くはない |
巻き道から下を眺める |
ナメナメ |
ようやく二俣に到着。今回は左俣遡行なので左へ。右はこのあとすぐに大滝があるみたい |
倒木と崩落エリア。左斜面が激しく崩落していた。 最初は右岸の上の方を巻き、奥に見える岩の手前辺りで降りる |
遡行図的に言うと8mナメ?のところになるのだろうか、かなり登りづらいナメ滝がある。 右岸から巻けそうだったがマスタが右側を直登するので私も直登する羽目に・・・ しかし登れない!この距離をゴボウで登ることに。きつかった・・・ |
と、ようやく一ノ沢登場。いや、なんか右も左も登るの大変そうなんだけど。 と思ったら巻くみたい。良かった。 |
しかし少し上にある踏み跡に微妙に取り付けないw ということでまた私はおたすけロープでゴボウ。。。なんか自分の力では全然沢ダメそうだな・・・ 何かに掴まって登る、ってことばかりしているような気がして悔しい |
ここの巻き道はそこそこ怖かった。高度感が・・・ |
下り口はするりと何事も無く。 |
と、眼前に二ノ沢見えた! |
見回してみると、大規模な崩落箇所のすぐ脇に微妙な砂地を発見。
少し奥まで行ってみるも、ここ以上に広い場所もなかったので、今晩はここで寝ることに。
どうも下の写真の上部分に写り込んでいる崩落のせいで、元々もっと広かったと思われる
幕営地がかなり潰れてしまったようだ。
タープを張ったこの場所は、少しだけ沢の水面よりも高い位置にあったが、
増水について油断して良いほど高くはなく、本当に気休め程度でしかない。
丁度沢が微妙にカーブしている場所だし、おそらく水が増えてここまできて、砂が堆積したのだろう。
万が一の時はこの崩落箇所の左側のあたりの斜面を登れば命は助かりそうだと目星をつけて
夜の支度をスタート。もう19時なので本当は焚火とかしている場合じゃないような気もしつつ
しかしちょっと寒いし、お米炊くなら焚火したいよねという暗黙の了解で焚火開始。
良くも悪くも、増水で流れ着いたカリッカリに軽い流木がたくさんあるので薪集めは割と楽。 |
炊き上がり!また少しだけ焦げた・・・ |
サンマの蒲焼のレトルトパック?みたいなものをご飯にのせたサンマの蒲焼丼。 タレと山椒が付属していたのにマスタは山椒を脱酸素剤と間違えて焚火に突っ込んでしまった・・・ 因みに、これにヒントを得て、、、缶詰のサンマをジップロックに入れて持参するのも良いなと思った 液漏れするかな? |
ということだけは伝えておきたい・・・
2日目はこちら
ヤマレコはこちらからドゾ
0 件のコメント:
コメントを投稿