2012/09/23

20120922-23_利根川水系宝川ナルミズ沢(敗退)

※今回敗退記録なのでチョーつまらないです。すみません。いや、皆でワイワイ楽しかったですよ、超煮え切らなかったけど。

自分が企画して調べたものをベースにしてこの大所帯で沢へ行くというのは実は初めてだったのでちょっとだけ緊張気味だったナルミズ沢。草原をゆく天国のツメで有名なこの沢はすけろくさんのブログでも書かれている通りの素敵な沢で、皆非常に楽しみにしていたのだが、あろうことか大雨に見舞われ断念、嫌らしいアプローチだけで終了という悲劇に終わった・・・

市販の沢本では、大石沢出合に荷物をデポして遡行して、出合で幕営するというのがおすすめされている。しかし金曜夜発だったら大石沢出合よりも奥に幕営した方がいいんじゃないかとか、いやしかし大石沢より奥にこの大人数が寝られる場所があるのか?とかなんとか話をした挙句、1日目は大石沢出合よりも手前のウツボギ沢出合幕営&釣りとし、2日目にウツボギ沢出合に荷物をデポして遡行して戻ってくるという計画に落ち着いた。
1日目は超ゆるゆる。わざわざ金曜夜発にした意味もあまり無く、ダラダラなスタートとなった。

今回のメンバーはナッツさんハンさんワンさん、私の4人乗りカーと、おがわんさんいのうえさん、ヤハギさんの3人乗りカーの2台編成。本には車止めゲート(理水試験地)まで車で入れるとあるが、行ってみると矢張り入れない。ゲートより手前のコンクリの駐車場に車を停めてゴロ寝をするも、飲んだくれていたら朝になってしまった。

朝そのままほとんど眠らずに出発した朝6時前出発チームを見送りようやく就寝。夜中のうちに既に眠ってしまっていたハンさんと、朝5時過ぎから眠り始めたワンさんと私の3人はその後9時頃まで惰眠を貪り、あれやこれやしてから10時半頃ようやく重い腰を上げて出発。前夜に皆で食べた中本の激辛ラーメンがお腹で暴れて四苦八苦。
3人で出発するもワンさんは途中まで自転車・・・
左下にナルミズ沢を見下ろしながら林道をひた歩く
道はかなり悪く、しかも泥でぐちゃぐちゃになった所がどえらい臭い。そのまま沢を遡行する日であれば、沢靴のまま泥水の中に突っ込んでしまっても諦めが付くけれど、その日沢を歩く予定がないとなると躊躇するレベルの臭さ。ましてや我々は普通にアプローチシューズなので絶対に突っ込みたくない。必死に泥を避けて進む。
1箇所だけある渡渉点に到着。渡渉点だよってわざわざ札が立っているのも珍しいような・・・
少しだけ上流へ進み、その後戻ってくるようにしたら足を濡らさずに済んだ。
けれど普通にザブザブ行った方が早いかも
渡渉の後は再び踏み跡を辿って歩き、しばらくするとウツボギ沢出合に到着。実に4時間半程もかかってしまって萎え萎えモード。先発隊が完璧にタープを張って待っていてくれた。ありがたい。
ナッツさんとおがわんさんは散歩がてら枝沢の遡行へ。
お疲れ組はお昼寝開始、そして到着が遅くなった僕らはもう飲み始めるしかないでしょ、ということでツマミを作りつつチビチビ・・・
ナスを焼いてネギと鰹節と生姜をかけただけのツマミ。お醤油を回しかけてパク。
まずは外で大きめの焚火(この後雨で鎮火・・・最終的には農ポリタープの下で細々と火を守りました)
お散歩組の帰りを待って本格的に夕飯スタート。
ヤハギさんの手作りキーマカレー
皆に散々言われながら出来上がった、ワンさんのピーマンの甘辛炒め
使った調味料がカオスすぎたけど普通に美味しかった。
ナッツさんのガパオ
具沢山のネギだく味噌汁
雨は夜のうちに降り出し、朝止むのかどうかもよくわからなかったのだが、一応4時起きということにして就寝。そして翌朝から食欲旺盛なメンバーならでは、朝食はパスタでがっつりと。
完成品の写真がなかった・・・
雨は止まず・・・
6:30に最終決定をしようということで、ご飯を食べた後もなんとなくダラダラと過ごしてみたものの、雨が止むことはなく、今回は遡行は止めて帰ろうということで着地。
いや、個人的には大分迷ったんですけどね・・・如何せんアプローチに4時間以上かかったことを考えると、今日中に遡行して戻ってきて荷物回収して車まで戻るって、雨で全体的な遡行スピードが落ちるであろうことや、沢デビューなメンバーが1人居るということを考慮にいれるとなかなか難しいんじゃないかと思って。

で、折角なので最初の7mの滝まで行ってみようということに。
遡行図を見ると、この次の面白そうなポイントっていうのは大石沢の先にしかなく、その間はただの沢歩きが続く様子。この滝だけ見て終わり、もしくはこの滝で気分が乗ってきた人だけで遡行というのもアリかもねーというゆるい感じで、ほぼ空身で滝へ。
右岸から登る
その次の小滝の釜。深い
左岸で立ち往生中のハンさんw
クライムダウンもちょっと微妙かね、ということで7m滝は懸垂下降で元の場所へ戻り、そのままそそくさと幕営地に戻る。
右岸をそのまま下降してみようと魔が差し、ナッツさんドボン。
それでもやっぱり行こうかな、行きたいな、どうしようかな、と暫く私も優柔不断に悩んでいたのだが、そうこうしている内にタイムアップな感じになってしまい萎え萎えのまま撤収。ナッツさんはドボンして余りにも寒くて先に下山してしまったのだが、このまま普通に下山するのもアレだろってことで、残りの6人は渡渉点のところまで沢の下降をしてみることに。その話をちゃんと理解できていなかった私は、途中までinov8のmudclawで沢の中を歩いていたけれど流石に滑るし厳しくなってきたので途中で5.10のウォーターテニーに切り替え。しかしinov8のグリップは思ったよりもマシで少し驚いた。沢まで歩けるトレランシューズか・・・
振り返って。
途中難儀な箇所もあったものの、概ねそこまで大変なこともなかったので良かった。
ドロドロポイント。土というか水が臭い。
下山後は宝川温泉で温泉とご飯。露天風呂素晴らしかったです。
で、煮え切らないまま帰路に。と思ったら虹出た。
なんだかもうどうするんだよってくらい煮え切らない週末となったが、とりあえず夏場に気持ちよくドボンしながら楽しみたい沢なので、来夏にもう一度企画したいと思っている。しかし夏場に涼みに行く沢なのに、このアプローチの長さと雰囲気の悪さは特筆すべき点である・・・。ちゃんと遡行できればこのアプローチの悪さはあまり気にならないものなのかな・・・

また来年。。。

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