2012/12/16

20121215-16_冬フェス in 将棊頭山

ある程度の装備を揃えて私が雪山に行き始めたのは2012年1月頃のこと。2010年にスタートした冬フェス(一昨年はこんな感じ)について、存在こそ知ってはいたものの、皆のブログを読む側にすぎなかった私だが、色々と縁やタイミングもあって今年は参加することになった。この時期のこのエリアにしては極端に気温が高くてまさかの雨予報、直前までルートや行き先についてどうするどうすると議論していたが、結局当初の予定だった木曽駒ヶ岳界隈というエリアは変えずに、木曽駒よりずっと手前の避難小屋を拠点とすることにした。
今回のフェスの鍋テーマは「おでん」からの「高級肉しゃぶしゃぶ」。おでんをした後でその汁を使いしゃぶしゃぶをするというもの。いずれも「スーパーなどで入手できる普通のものはNG」という縛りが(一応)設けられた。
■12月15日(土)雨のち曇り
9:30 東屋出発 
↓ - 0:50
10:20 西駒登山道取り付き
↓ - 2:10
12:30 野田場
↓ - 0:30
13:00 馬返し
↓ - 0:10
13:10 白川分岐
↓ - 0:44
13:54 大樽小屋
今回の私のザックは食材のせいでヘビー級、20キロ超え。
メンバーはトリさんワンさん、よしまーさん、roadmanさん、ロッコーさん、アツシさん、私の7人。初日の目的地はとりあえず大樽避難小屋。小屋に着いた時点で余力があれば西駒山荘を目指そうということに。特に迷う要素のあるルートでもなし、各人のペースでゆるゆると登る。
しばらく舗装路を歩いた後に登山口に到着。ここから登り。
避難小屋までの間には、エアリアに書かれた水場が3ヶ所ほどあったが、どこも割とちゃんと流れていた。野田場が最後の水場となる。大樽小屋の近くにも水場があるとのことだったが、涸れることも多いらしいので、雪から水を作るつもりがなければここで汲むのが吉。
馬返し
取り付きから先はずっとroadmanさんのすぐ後ろを歩いていたが、息が上がりはしないけれどほどほどに汗の出る彼のペースは私にとっても丁度良く、良いペースメーカーになって貰った感じで有り難かった。私の後ろには今回のメンバーで最もにアツシさんが見え隠れしていたが、途中から結構離れてしまったようだった。こちらはというと1時間に1本のペースで休憩を挟みながらも最終的に一番乗りで大樽小屋へ到着。この時点で14時近かった訳で、勿論この日の内に西駒山荘まで行くという案はなくなったも同然。さて、先客はいるか・・・?
先客なし!広さは7人眠るのに十分そう。
小屋に全員眠るだけのスペースがあるということは、つまり誰も外で眠る必要がないということ。練習も兼ねてテント張ろうと思って持参していたのだが、整地の必要があまり無くて平らな場所というのが1張分くらいしか無かったため誰一人として幕営しなかった。
少し下ったところにトイレ。2つあったが、小屋から見て左側は閉鎖されているようだった。
右側の個室の前に吹き溜まった雪をスコップでよけて使用。中は無駄に広い。
避難小屋の中。銀マットが1、2枚放置されていたので遠慮なく使わせてもらう。
他のメンバーがあがってくるまでの間、小屋の近くにあるという水場が出ているかどうか探索に向かうも、結局見つけられず。小屋の裏手の方に谷筋があったので、おそらくその辺りに水場があるのだろうが、雪に埋もれているのか見つけられなかった。(一応小屋の近くには水場が2ヶ所あるらしいのだがどちらもわからず。)仕方がないので雪から水を作る。
ここ数日で割と雪が降ったせいか、思ったよりはゴミの少ない雪ではあったものの、よくよく鍋を覗くとゴミというか、、、なんか、、ムカデの小さいのみたいなやつがうごめいているではないか、、、漉すべし、、、
まずはスプーンなどで目に見えるゴミを取りつつ、、、
そうこうしている内にメンバーの全員が小屋に到着。
みんな真剣(まだ鍋の中何も入ってないのにw)
お湯の中の虫がある程度いなくなったところでおでん種投入。私は担ぐ労力を提供しますねということで大根を1本(切って下茹でして計量したら大根だけで900g弱あったという・・・)、さらに店で捌いてもらったスケソウダラ2本をすり鉢で擂り、人参と牛蒡を入れて作ったさつま揚げを投入。
因みに、偶々買い出しに行った時にスケソウダラが店頭に並んでいたのでスケソウダラの身を使ったけれど、これを普段の生活でやるとかなりコスト高になるのであまりおすすめできない。鰯のすり身とかでも十分おいしいさつま揚げができるようなので次回機会があれば安い魚でやってみたい。まぁ次回があるのかっていう話もあるが・・・
まだ魚だった頃。40cmくらいのを2本で、小振りなボール型のさつま揚げが20個くらいできた。
すり身と人参、牛蒡の他には塩と卵白なんかを入れる。詳しいレシピは忘れた・・・
その他はんぺん、さつまあげ専門店のウズラの卵入りさつま揚げ、百合根入り高級ガンモ、紅ショウガのピリリ感が冴え渡るさつま揚げ、既に煮込んである高級おでんセットなど様々な具を突っ込み、汁が沸騰するのを待つ。あろうことか誰一人として醤油すら持参していなかったので、とりあえず塩と、ワンさんが持ってきてくれていた利尻昆布を突っ込み、おでん種の出汁の威力に期待を寄せて見守ること暫し。
火力があまり出ずなかなか沸騰してくれない。
アツシさんが持参したおでん種としてのウィンナーをそのまま焼いて食べつつおでんが煮詰まるのを待つ。おでんの後のしゃぶしゃぶ用にワンさんが持ってきた椎茸も焼いて食す。
これはこれで良いツマミに。
で、出来上がったおでんは皆でワイワイと食べつつ、しかし一晩で消費しきれる量でもないのでそのまま一部は鍋に残したまま、途中からしゃぶしゃぶスタート。基本は牛肉、一部豚肉も。高いものはグラム1000円を越える肉も。持ってきた人が投入して周りがつつく、みたいな構図になっていたのだけれど、7枚投入しても一気になくなってしまうので矢張り火力が追いつかない。1しゃぶ、2しゃぶ、3パク。てのがイマイチできないので、肉を入れて少し待って、白くなってきたら皆で一斉に箸で掬い上げる。
右側に写り込んでいるプラティパスのワインサーバーには日本酒が。
このあとこのままおでん汁に突っ込んで燗に。
瞬殺かと思いきや、ひとりあたり200gとかそれ以上持ってきているので結局食べきれない。数百グラムは明日に持ち越し。しかも〆のうどんも食べられないので食欲もフェードアウト気味になり、そのまま消え入るようにして小休止という名の仮眠。
よしまーさんが持ってきた博多明太子でちびちびやりつつ・・・
鍋終わって片付けてから寝れば7人とか余裕で眠れる感じだねー。なんて言っていたのだけれど結局仮眠のまま本格的に眠ってしまった。この寒い雪山で、温かいものたらふく食べて、日本酒やらワインやらちゃんぽんで飲んでいたらこうなるのは必然とも言うべきか。至福の時。
カオス
■12月16日(日)晴れ
7:30 出発
↓ - 2:40
10:10 将棊頭山山頂
(下りは写真ほとんど撮っておらずCT不明)
空身でも木曽駒までピストンするのは難しい、かといって荷物を持って木曽駒まで行ってロープウェーまで行くのもどれだけの時間がかかるかわからない。そもそも千畳敷も雪崩るかもしれないし、これ以上登らないメンバーもいるかもしれない。と、あれこれした結果将棊頭山まで空身で行ってピストンすることに決まった。トリさん以外の6人で山頂を目指す。

ここからは胸突八丁ということで結構な急登が続く。roadmanさんが主に先頭を歩いてくれたが、ラッセルのきついところではたまに他のメンバーが先頭を替わりながら進む。全員が全員、ワカン及びスノーシューとアイゼンの両方を装備するでもなく、迷った挙句に結局アイゼンやスパイクで登っていたため、ちょっとしたところでもすぐにずっぽり沈んでしまう。トレースはほとんど無し。
稜線手前で一旦グローブやゴーグルなどの装備を整える。
ここまでは無風に近く穏やかだったが、ここから先の稜線は当然それなりの風がある
★稜線へ!
稜線はところどころカリカリに凍っていたけれど、アイゼンがしっかり刺さるので怖いことはなかった。尾根をそのまま直登するルートはおそらく冬期だけのものと思われ、エアリア上には尾根ルートは示されていない。岩が顔を出していたりそれなりに雪庇があったりなどするのでそれらを避けながら適当なルートを選んで進んでいく。風は15m/sといったところか。
そういえばよしまーさんが来ない。体だけでも最重な上にザックも重そうだったのできっと雪に埋まりすぎて進めないのだろう。とりあえず我々は頂上へ。まだ追ってきているのか、それとも引き返したのか、はたまたスノーシューを取りに戻って再びこちらへ向かっているのかはよくわからなかった。
★あと少し
というわけで到着。
木曽駒はまだまだ先だけれど好天に恵まれて良い景色が見られたので満足。
山頂標を右後ろに見つつ1枚
それぞれ記念撮影をしてみたり。晴れて暖かかったけれど、やはりじっとしていると寒い!
20分くらいここでアレコレしてから下り。頂上にくるまでに2、3組とすれ違った。
★下り。
●下り。
●稜線離脱。装備をいくつか解除。
稜線から離れてしばらく下ったところでよしまーさん発見。案の定深い雪に悩まされていたらしい。そればかりでなく、我々がすれ違ったパーティーが結構な大人数だった上に大荷物だったので、よしまーさんが通る時はルートが穴だらけだったとのこと。我々が歩いてきた時以上に過酷だったらしい。

とりあえずもう少し進めば稜線で景色も良いから行っておいでよと伝えて一旦別れ、最終的には再び避難小屋で合流して下山した。
トリさんとも合流
既に昼間ひとりで下山してソースかつ丼を食べたトリさん。本日二度目の青い塔でのご飯。。。相変わらず美味しい!そしてまた性懲りも無く大盛りにしてしまう私・・・(私以外皆普通盛りなのに)。ここのお店の大盛はかなりのボリュームなので、普通の方には普通盛りをオーダーするのをおすすめします。
仙丈ヶ岳山行に引き続き今回も青い塔にて大盛ロースかつ丼。おいしゅうございました。
写真のうち、●はアツシさん撮影、★はワンさん撮影によるものをお借りしました。ありがとうございます!

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