あんなの物好きが行くところですよ。でもすごい楽しかった。
■2011/8/7(日)
個人的にはこの日5時起床で仕事、それから甲府へ直行。
8日は朝4時甲府発広河原行バスに乗る予定ということで、甲府駅にてステビです。
今回のメンバーはクライマーかさごちゃんと我々夫妻の合計3名。
甲府駅改札にて合流、駅前のコンビニで食べ物とお酒を調達、
カシュっと乾杯して即就寝。
この時マスタとかさごちゃんは初対面だったということを、今となってはすっかり忘れてしまっている。
■2011/8/8(月) 晴れ
4:00 甲府駅BS
↓ - 2:11(バス)
6:11 広河原着
↓ - 1:49(バス待ちwww ここでたっぷりと水を汲む。1人6Lほど)
8:00 広河原発
↓ - 0:15(バス)
8:15 あるき沢橋BS
↓ - 3:35
11:50 池山御池小屋
↓ - 2:10
14:00 城峰の少し先あたりで幕営
寝たのが25時くらいだったのに4時のバスに乗らなきゃいけないわけで
睡眠時間かなり短めで起床、出発。
そして移動が長い。
起きた時点でもう甲府だって言うのに、歩き始めるまでに4時間以上の移動。。。
一応広河原線のリンク貼っておきます。
あるき沢橋BSでバスを降り身支度を整えて急斜面に取り付く。
ここかい・・・・・? |
通常この池山吊尾根は雪山になってから利用する北岳へのルートとのこと、
夏場にここを登る人というのは殆ど居ない様子。
出発して1時間程したところでちょっとした岩場となり、そこはかなり危なっかしい足場のため緊張。
雨が降ってなければ岩も濡れてないしどうにか越えられるかと。
矢印とかバツとか両方書いてあって結局どっちなんだかよくわからん。確か右行ったと思う |
危なっかしいところを通過してどうにか尾根に乗ったところ。ここ合ってないと思うけどとりあえず大丈夫だった |
大丈夫と思ったけどまだやっぱりおかしな道が続く。必死で上を目指す |
今までの傾斜が嘘のような平らで穏やかなトレイル |
しばし遊ぶw |
かつての登山客が訪れた跡と見られるゴミの数々が、小屋の周囲に散乱していた。
ここから1時間程のところに水場があるらしいが、今回はここをパスすべく
大量に水を担ぎ上げた訳で、水場へは立ち寄らずそのまま先を急ぐことに。
地形図に描かれた池・・・を想像していたが池は無し。なんか沼のようになっているようだったので突っ切れない |
小屋が見えてきた |
天気良し。でもちょっと雲の様子に不安を覚える |
無人小屋。ちょっとだけ気味が悪い・・・ |
なんだか雲行きが怪しくなってきたので、地形図を見ながら目的地より手前に幕営適地がないか
探りながら進むことに。
城峰すぐ西にある細いコルあたりどうだろう?と思い目標を定めながら進んだものの
実際その場についてみるとあまりの細さに幕営は断念。
もう少し進んだところが良さそうと踏んで、更に進むと、余裕で2張いけそうな場所に到着、
到着して間もなく大粒の雨が降り出したので、慌てて黙々と設営。
もう少し今日のうちに進んでおきたかったなぁと思いながらも、
早目に寝てしまえば翌日寝坊するなんて危険もなくなるのでまぁ良しとしよう。
てなわけでご飯。
夕飯担当を買って出てくれたかさごちゃんの、特製さんまご飯。生の牛蒡を担ぎ上げ、卵とじにしたもの。美味しかった! |
この後、物凄い雷鳴がボーコン沢の頭の方から轟くのであった・・・
いやいや、結果オーライですよ。あんなとこに居たら3人して震え上がって眠れませんでしたよ。
危機一髪。
■2011/8/9(火) 晴れ
4:15 出発
↓ - 1:40
5:55 ボーコン沢ノ頭
↓ - 0:45(アタックザックに切り替え&休憩)
6:40 ボーコン沢ノ頭出発
↓ - 1:25(写真撮りつつダラダラ)
8:05 八本歯のコル
↓ - 1:25(北岳山荘への分岐あたりでおじさん達とお喋り・・・15分程)
9:30 北岳山頂
↓ - 0:15(記念撮影&休憩)
9:45 北岳出発
↓ - 1:40
11:25 ボーコン沢ノ頭
↓ - 0:15(休憩&デポしたザック回収)
11:40 ボーコン沢ノ頭出発
↓ - 2:50
14:30 1950m付近の崩落地
↓ - 1:15
15:45 林道合流
↓ - 0:10
15:55 広河原ビジターセンター
朝食は我々の担当。ハムとチーズのサンドイッチ。自家製バジルも持参。見た目以上にお腹いっぱい |
出発して20分ほどすると大分空が明るくなってくる。
素晴らしい日の出に見とれるかさごちゃん |
日が出たよ、おはよう今日も1日よろしく |
溜息が出る程素敵な朝の日の光を、3人占めする。
日の光はエネルギーの宝庫なので、浴びるだけで体にエネルギーが満ち溢れてくるよね。
すっかり日が昇ったところで再度出発、ようやく森林限界を越えたようでハイマツ帯となる。
たまに後ろを振り返ると富士山が見守ってくれている |
セルフタイマーで撮影www |
というわけで写真撮りまくる。ここからの北岳はとても格好良いということで有名らしいのでね。
かさごちゃんはクライマーなので、この角度から北岳を見ては
「うおおおDガリー登りてぇ!!!DガリーDガリー・・・」
と興奮してました。私から見るとただの絶壁にしか見えないのですが流石ですね。
雷鳥に遭遇。なんだか日の当たり具合が神々しい・・・ |
小休止、、、のつもりが、行動食をとりつつなんとなくダラダラしてしまい1時間以上経過w
いくらなんでもゆっくりしすぎだろうということで出発すると、出発後間もなくガスが出始める。
まだ9時前だというのに!何事か!
この時間で既にかなり暑い。あまりに暑いので手拭いを帽子に挟む。見た目農作業の人みたいだとそんなの知るか。 |
もっと普通の名前にしたらいいのに・・・。ハッタリかまし過ぎでしょ。
でも、これからまた北岳まで登ると言うのに、大分下りました。コルなんか嫌いだ・・・
とか何とか言いながらようやく到着したコルで、ようやく人間に出くわす・・・。
昨日から誰にも会わなかった。
八本歯からの登り返しでわたくしめの高度障害が出始める。
もうここからありえないほどののろのろ歩行。昨日は急斜面をひょいひょい登ってたのに
同一人物とは思えない牛歩に、かさごちゃんもびっくり。
北岳山荘へ直行するルートと北岳山頂へのルートの分岐点 |
ようやく山頂ですよ、このタイミングでこのガスとかさぁ。嫌がらせ?w |
山頂にきたらこれでしょ。 |
さあみなさんもご一緒にどうぞ |
りーりーりー!って感じに見えるのは私だけか? |
やることやったんでとっとと撤収。。。 |
手早くパッキングを済ませ、地図を再確認した上で嶺朋尾根へ突入。
あまりにも私が高度障害でバテたため、11:40にようやくボーコン沢の頭出発となる。
計画よりも遅めの展開でちょっぴり不安、今にも雨が降り出しそうな重い雲。
展望・・・ |
なんか体裁が独特でやたらと不安を煽るようである |
そしていきなりこの藪漕ぎ的な道が現れ、これが延々と続く、、、
岩場、藪、泥の急斜面、また岩場、藪、、、が順不同で立て続けに現れ、全く気が休まらない。。。
ペンキマークがかなりはっきり、そこそこ頻繁についているので、迷うことがないのはせめてもの救い。
但し、、、体力勝負であるw
ペンキマークはかなりついている上に目立つので迷うことはない |
歩くというより分け入るという表現が相応しい・・・ |
少し地面が見えたりなんかして(稀 |
でも雨はつらいね・・・
雨が降ってきたタイミングは苦手な感じの岩場のところだったので泣きそうだったが
少しすると止んでくれたのでほっとした。
雨が降り出した・・・少し先でレインウェアを着ることに。しかし暑い! |
ここではまだかさごちゃんとそんなに離れてないんだけど、もう木々に紛れて姿が見えなくなりつつある |
所々にこのような道標らしきものがかかっている |
地形図にも示されている崩落地。崩落地を左に見ながら下っていく |
崩落地を越えた辺りから、あと少しな筈なのに急斜面となる。ずるずると落ちるように下る。最後まで気が抜けない |
ようやく斜面が穏やかになってきた |
最後の最後でなんとかさごちゃんとはぐれてしまった!w
同じルートを歩いていた筈だったのに、何故か林道に出たポイントが微妙にずれていたらしい。
お互いがお互いを探し合い、乗れた筈のバスを逃すwww 無念www
雨が降ったからというのもありますが、結局この嶺朋尾根抜けるのに4時間くらいかかりましたよ。
ここまで来たら右へ行っても左へ行っても吊橋に出る、そしてすぐにビジターセンター。 |
着いたーー!ビジターセンターの2階の入口です。 |
帰りの電車でかさごちゃんと乾杯。ていうかこの山行の前日もかさごちゃんはクライミングに行ってたんだよね、 というわけで、着ている緑のパンツはその時履いてたクライミングパンツ。タフすぎる! |
ちょっと忘れてしまいましたが、初めてのかさごちゃんとの山行は、珍道中的で楽しかったです。
とはいえ、山岳会仕込みのかさごちゃん、流石あれこれ手際も良く、読図も完璧、
まさに尊敬に値する山女なのでありました。
私がクライマーになるかはいざ知らず、かさごちゃんのような岳人になることを目標にしていれば
間違いはないだろうと思いました。いやーほんとに頼もしかった!かさごちゃんありがとう。
かさごちゃんは雪山もやるそうですので、また雪山もご一緒したいです。
ああ、とりあえず嶺朋尾根はもう1回行けば2度目はいいやw
ヤマレコはこちらからドゾ!
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