2011/08/25

20110820-25_北アルプス縦走5泊6日(前編)

本当は昨年行こうとして連休取るって宣言していたのに、連休取れないまま1年が過ぎ、
ようやく2011年の夏に、5年の勤務でたった2度目の連休が取れた・・・
これまでで一番長い山行となった訳なんだけど、嫌がらせなのかというくらい毎日雨で、
わざわざ大連休を取って来てたって言うのに1日に3時間とかしか歩かないという体たらくであった。
というか、こんなに雨が続く8月というのも、そうそう無いと思うんだが。
ある意味貴重な体験、そして普通はあまり見られないであろう景色を見てきたような気がする。
なんだかなぁ

■2011/8/20(土)雨
6:30 上高地バスターミナル
↓ - 0:40 (ぐだぐだと支度)
7:10 上高地出発
↓ - 1:10
8:20 徳沢ロッジ
↓ - 0:20(だらだら)
8:40 徳沢ロッジ出発
↓ - 0:50
9:30 新村橋
↓ - 0:40
10:10 横尾山荘
↓ - 0:40(身支度等・・・だらだら)
10:50 横尾山荘出発
↓ - 1:50
12:40 槍沢ロッジ
↓ - 1:00
13:40 大曲
↓ - 1:00
14:40 天狗原分岐
↓ - 2:00
16:40 殺生ヒュッテ

さわやか信州号に乗ると、なんか見たことのある顔の人が自分の前の席に座っているので
その人のtwitterのTLをチェックしてみると、案の定上高地に向かっていることが判明・・・
とはいえ、さわやか信州号は今日4台も出てるし、同じ車のしかもすぐ前後同士で座ってる
なんてことは・・・ あった。
過日鳳凰三山へ行った時、仕事後~電車の時間までの15分くらいで
山クラスタの飲みに乱入したのだが、その時に1度会ったきりのキルくんであった。
キルくんと、その友達のおちくんと4名でしばし談笑などしつつ
夜間は大人しく就寝、バスを降りてからは徳沢まで一緒に歩くことに。
チーム・キルは1泊2日で蝶ヶ岳に行くとのことだったけど、そちらも我々同様相当雨にやられたらしい。
我々みたいな連休を懸けてる場合は、まぁ突っ込むしかないけど、
よく2連休でこの雨で北ア来ようと思ったもんだ。余程ですよねw
なんかもうこの雨・・・傘使ってとぼとぼ歩く・・・
てなわけでカメラ大好きなお二人はでっかい一眼抱えてあちこち撮影しつつ歩く。

徳沢でお互いに写真を撮り合ったところで解散、それぞれの道を進む。

しかしその後も雨は降り続き、本当は槍の肩まで行きたかったけれど結局精も根も尽き
殺生にて幕営することに。初日からこんなことでは、予定通りに進める気がしない。
とっくにお槍様の姿を拝める場所まで来てるのに全然槍なんて見えない
■2011/8/21(日)雨
殺生ヒュッテ停滞

何も語ることは御座いません・・・
こんなところで1日過ごすことになるなんてほんと死にたい。
気分萎え萎えでしたよ。

■2011/8/22(月)雨
9:30 殺生ヒュッテ出発
↓ - 0:40
10:10 槍ヶ岳山荘
↓ - 0:50(戦意喪失気味でだらだら・・・)
11:00 槍ヶ岳山荘出発
↓ - 0:40
11:40 千丈乗越
↓ - 2:45
14:25 樅沢岳(今回踏んだ唯一のピーク・・・)
↓ - 0:35
15:00 双六小屋

もうとっくに明るいんだけれども、中々出発できずにぐだぐだ
ここまで来てもほとんど槍の穂先見えず。。。
殺生からたかだか40分程しか歩いていないというのに、既に寒さと風雨で萎えて
槍ヶ岳山荘で体を温めること小一時間・・・終わっとる・・・
とはいえここで本日の行動終了~という訳にもゆかないので、
とりあえず歩を進めることに。
ここのルートがまた風強かった・・・
とりあえず千丈乗越到着。ここまでの間に1パーティーだけすれ違った。
一瞬だけ太陽が見えるも、ほんの一瞬で終わった

そろそろ双六小屋が見える頃かな・・・と思った頃に雲の切れ間から双六小屋が見えました。
この辺で2羽の雷鳥に遭遇。
まぁしかしこのトレイルの風の強いことといったら。
この時は西からの風がとても強く、尾根の西側に居る時は強烈に寒くて、
東側に入ると風から逃れられる、といった状況でした。
この盛夏にあって、手が冷たくてグローブが欲しいと思った程。
このまま停滞したら簡単に死ねるなと思いました。山ってツンデレ・・・

そして、騙し騙し三俣山荘まで行こうかどうしようか、、、、と考えていたところへ、豪雨襲来。
諦めて双六小屋のところでテント張ることにしました。この雨・・・張るのも一苦労。
小屋勤務のお兄ちゃん、今日で勤務終了で明日には下山・・・
山をもっと感じたい!とのことで外で豪雨に打たれながらうどんを食らうの図
こことても素晴らしいロケーションなのですが、如何せんここもまた風が凄まじい!
細かい作業は全て小屋の脇の風のない場所で行い、やむを得ない作業だけこの場で行いました。
夜もずっと突風が吹き荒れ(私は爆睡してたので全然気付きませんでしたが)
テントによっては、朝、かなり形が歪んでいたりとか。
あと、水はけの良さそうな場所と、水たまりになってる場所と、ここはかなり差があるので、
雨の時は場所選びがかなり大事ぽいです。


しかしこの双六小屋、スタッフの方々が実に気持ちの良い接客をしてくださり
とても心が温まりました。
小屋に泊まらない私達にも色々と声を掛けてくださったり、場所を貸してくださったり。
あと、ここは受付の辺りにテレビがあって、天気予報とか見られます。
小屋の方とのほんのちょっとしたやり取りの中に、スタッフの方々の人の良さが伺えました。
また是非利用したいと思います。

■2011/8/23(火)雨
14:50 双六小屋
↓ - 1:20(巻き道ルート)
16:10 三俣峠
↓ - 0:35
16:45 三俣山荘
そもそも出発時刻がおかしい。
最早到着時刻かと。
一寸は雨おさまるかな、とか、風止むかな、とか色々期待はしてみるものの全然駄目で、
結局諦めて暴風雨の中テントを撤収し出発することに。

ここからのルートは、荒天時は巻道ルートを、とエアリアに記載があったので
稜線ルートは諦めて巻道ルートを歩きました。
トレイル上は、雨水がじゃんじゃん流れて沢状態になっていましたが
風もあまり無く良かったです。
展望も、、、ガスなので勿論殆ど有りません。
どうせガスで雨で強風なので、稜線行ったって展望なんてあるわけないし
巻道ルートで十分ですよ(やさぐれ)。

雷鳥がいました。
多分普通に道だったところなのですが・・・沢になってる
お腹のでっぱりはサコッシュ。もう外になんて出してたら、防水性能のないサコッシュなんてひとたまりもありません。
汗で湿るサコッシュ・・・アクセスもしづらいし不便・・・
たまにガスの切れ間から見える景色が素晴らしくて泣ける。
というか、「ああ、今こういう場所を歩いてたんだね俺」って思い出させてくれる。
この瞬間の「デレ」が無いと、最早修行でしかないですからね・・・
2時間ほどで三俣小屋に到着。
見るからに楽しそうな人柄を醸し出しているおじちゃんが迎えてくれた。
なんと大学生だった!w
素敵だった双六小屋を後にし、次にお世話になったのは三俣山荘。
テン場から小屋までの距離は少しあるのですが、雨の時はテント利用の人にも
炊事場を開放してくれており、大変有難かったです。
(雨の日はいつも開放している、という訳ではないのかもしれませんが。)
ここはトイレも小屋の中。最近改装したらしく、ものすごく綺麗なトイレでした。
トイレで眠れますw

入口で会ったIさんはU大学の学生さんだとのことで、その仲間の方々や
彼らが道中で出会った女子チームなどが炊事場でワイワイしていました
このU大学の山岳部の方々、栃木県の県境をひたすら歩いているとのことで、
最近のコ(+α)と見せかけてかなりガチな様子。
若いって素晴らしい・・・けどそれと一緒に歩いているおじさま方も素晴らしいw
そして酒を酌み交わすこと数時間・・・。楽しかったー。
翌日ちゃんと起きる、という重大なタスクさえ無ければ飲んだくれていたと思うけど、
さすがにここで酔っ払って翌日起きられない、、、とか有り得ないので
大分セーブしつつのウィスキーお湯割り。でした。
21時にようやく酒の席解散。
ヤマレコはこちらからドゾ!
後半へ続く・・・

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