そして、、、目指していた両神山へは辿り着けなかった。
■2011/12/27(火)晴れ
8:24 西武秩父
↓ - 0:49
9:13 薬師堂
↓ - 0:20(支度・水汲みなど)
9:33 薬師堂
↓ - 0:25
9:58 四阿屋山登山道入口(途中装備の準備など)
↓ - 1:16
11:14 四阿屋山手前の直登ルート
↓ - 1:14(途中ハーネス着用ロープ確保など)
12:28 四阿屋山(771.6)
↓ - 0:57
13:25 P739
↓ - 1:48
15:13 P986
↓ - 0:30
15:43 標高970m地点
幕営
両神の方へ行くのに公共交通手段を使おうとすると、どうやってもバスを乗り継がなくてはならない。
「アプローチが面倒臭くて時間がかかる」というイメージが強すぎて中々手が出なかった両神。
しかし今回選んだルートで稜線を辿れば、行きも帰りもバスを乗り継がなくて済む。
因みに元々の計画はこちら↓↓↓
より大きな地図で 両神山東尾根 を表示
結局全体的に想像以上に時間がかかってしまい、距離は計画の半分ぐらいに短縮、帰りのバスは乗り継ぎになってしまった・・・
私はガン寝していたため気付きもしなかったが、なんとバスのくせに途中で給油www この辺りじゃ普通なのかなー? |
偶然居合わせ、「どこの山登るのー?」的会話を振ってきたご近所の奥様に
近くに水場がないかと尋ねてみたところ、なんと「ウチの水道使いなさいよ」とw
すぐ近くでご飯屋さんを営んでいるとのことで、お店の裏手の水道を使わせてくださった。
観景亭を背にして左斜め前に伸びている斜面を登っていく。 |
両神神社奥社、薬師堂に続き、ここでも安全祈願をw |
まぁ何のことはないトレイル。でもここメジャールートにしてはかなり雰囲気が重い。 |
いよいよ怪しくなってくる。ていうか「急坂につき登山禁止」て初めてみる文言ですけども・・・
立入禁止ならまだしも、、、登山禁止て、、、何事?
|
向かって左側にもルートがあるのだが、ぱっと見が巻き道ぽい。
ピークから西方面に延びる尾根を辿ろうと計画していたため、ピークを踏まないと始まらない!
てことで迷いもなく登山禁止の斜面に突っ込んだ。
普段もしょっちゅう立入禁止ロープ越えて入ってるしね・・・ 甘かった・・・。うまくこの傾斜の具合が写真から伝わり切らないのが残念 |
茫然自失・・・ |
それってきっとこの斜面にうっかり張り付いて身動き取れなくなったんだろうなと確信。
(帰ってきてからググると、こんなの出てきたw ヘリ飛んだのは12月18日ぽい)
空身ならまだしも、荷物背負ってこの斜面はあまりにもきつい。
中盤はお助けロープも使用、どうにか山頂に辿り着くことができた。
ここの斜面で寒風吹きすさぶ中立ちすくんだりしていたので、その間に風邪が悪化した疑惑。
さて、四阿屋山で想定外に時間食ってしまったので、この時点で両神に辿り着けない
雰囲気になってきた。まぁやむを得ない、ということでとりあえず先を急ぐ。
けれどここは両神山系、無線ルートを歩いていて切れ落ちた岩とかにうっかり遭遇する可能性も
十分あり得る。慎重に進もう・・・
計画していた尾根の方向に進むと岩場がありたじろぐ。ひとまず周囲を偵察してみることに。 |
急坂の下降があり、矢張り一筋縄では行かない両神山系、、、と弱気になるも、 短い斜面を下ると、とても普通の尾根道に出た。踏み跡もついていて拍子抜け・・・ |
P739~P835に向かうトラバース道。道は途中で消えるので、途中から無理矢理尾根に乗る。 |
鹿柵エリア。なんか知らないけれどピンクのテープが大量に付いていて気味が悪い。 |
P986付近 |
P925付近のコルからの登り斜面に小さな祠があった。なんでこんな中途半端な所に・・・ |
そこそこのスペースがあり、平らで、幕営するのに特にこれといった問題もない場所。
ここのルートには大量の熊の糞があり、いささか心配ではあったが、
夜の間に怪しい物音を聞くこともなく十分な睡眠がとれた。十分すぎ・・・w
13:25 標高970m地点
↓ - 0:45
14:10 両見山(1115.1)
↓ - 1:30
15:40 P892
↓ - 0:25
16:05 P748南のコル
↓ - 0:20
16:25 林道
↓ - 0:30
17:15 県道279号線
昼過ぎ。ようやくテントを撤収する。 |
両神山まで行かれないのは当然ながら、流石にココまで来たんだし両見山ぐらい行こう、
ということになり、ボーッとしながらも行動開始。
風邪で荷物背負って歩くってこんなに辛いものなのか・・・
これといって特筆事項も無い尾根。ただただ登る |
途中から傾斜がきつくなるけれど、ものすごいキツイ訳でも無い。 |
出発から45分程で両見山のピークに到着。 |
等高線がかなり詰まっていたので心配していたが、まぁ案の定そこそこの斜面だった。
逆に、ここさえ越えればどうにかなるだろうと思っていたので、これくらいで済んで良かった。
稜線の北斜面はこんな感じ |
細い尾根。ここから急斜面になるが、かなり木が生えているので地面はしっかりしている。 木の根元を渡り歩き、木を掴みながら降りれば問題なし。 |
あとちょっとで急斜面もひと段落! |
今来た斜面を振り返る |
960m付近から先はぬるぬると、暫く安定感のあるトレイルを進む。写真は870m付近と思われ。 |
降れそうなところはないかと西側を見下ろしながら歩くことに。
最後の最後で何が待っているか、地形図だけではどうしても分からない部分もあるとはいえ、
読めるところまで読む。そしてあとは賭け。
まぁ最悪ヤバい所に出てしまったら、登り返せばいい。
藪がちな稜線。途中で西側の藪に突っ込んでいく踏み跡もあったが、迷った挙句スルーした。 あのまま突っ込んだらどこに出たんだろう?結構危険な所に出てしまったかもしれない |
決め手は、林道までの距離が短いということ、そして、等高線があまり詰まっていないということの2点。
候補として、P748の西に伸びている尾根を降るとか、
P748を通りすぎてから北西に延びる尾根を降るとか、てのもあったのだが、
このコルの時点で16時をまわっていたので、これ以上尾根を進んで、林道に降りられなかった時の
ダメージの大きさを考えて、ここらで手を打とうと判断したというわけ。
結果オーライだったけれど、まぁそもそももっと早い時間に出発しとけよって話。反省。
樹林帯なので林業の方々の踏み跡もありそこそこ歩きやすい。 |
問題なく林道に出た! |
と思いきや、3m以上はある法面の上に出てしまった・・・。とほほ。
法面から上10m以上、いやもっと上にしか、支点の取れそうな木も無いし、地盤はぐずぐず。
持っているのは10mロープとスリングのみ。かと言って飛び降りるには高すぎる。
しかし不幸中の幸い、運良く丁度法面の端っこに出ることができていたので、
法面の切れ端の斜面をマスタが先に降り、私は上からロープでザックを下ろし、
空身で降って事無きを得た。
やれやれ・・・。
それにしてもこのルートは熊の糞が多かったので、熊が活発な時期は遭遇してしまう確率が
高いのではないかという気がする。
でもいつかこのルートで両神山まで辿り着きたいし、日の長い時期を狙おうとすると
今度は熊が怖い・・・まぁブツブツ言ってないでまた計画したいと思う。
ヤマレコはこちらからドゾ
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