私の仕事はシフト制なので、朝シフトだと14時過ぎとかに仕事が終わってしまう。
この2連休の前日がまさにそのシフトで、しかも休み明けが午後番だった。
なので連休前日の26日に現地入り(正直これは全く意味がなかったのだが)、
そして詰めが間に合わなくて28日の内に下山できず、
休み明けの29日未明から下山を開始、始発のバスに乗り、仕事当日の朝に都内に戻った。
文字面だけでもバッタバタだが、実際は想像以上にバッタバタかつ焦りまくりである。
そんな、いささか稀有で、真似しない方がいい、沢登りの記録である・・・
10:00 西沢渓谷入口
↓ - 0:25
10:25 鶏冠山方面標識
↓ - 0:05
10:30 東沢河原
↓ - 0:45(入渓準備等)
11:15 入渓
↓ - 0:40
11:55 ホラの貝のゴルジュ巻き道
↓ - 0:45
13:40 山ノ神付近
↓ - 0:40
14:20 乙女の滝
↓ - 0:25
14:45 東のナメ沢
↓ - 0:35
15:20 西のナメ沢
↓ - 0:30
15:50 幕営地点
前日夜の内に山梨市営交通西沢渓谷線で西沢渓谷入口を目指すも、
如何せん西沢渓谷まで行くバスが早い時間に終わってしまうので天科までしか行かれない。
西沢渓谷まで行くには、13:50山梨市駅発が終バスなんですものw
で、止めとけば良いものを、わざわざ天科に前日インした挙句、
寒いというのに道の駅みとみでステビ・・・駅寝の亜種。
そこまでしておきながら、寒すぎて起きられずバスを見送る始末!
グダグダすぎて、道の駅で買い物までし始める・・・
寒いわ眠いわ中々動けない・・・ |
西沢渓谷の普通のルートを普通に辿り二俣吊橋を渡り終わると、
西沢渓谷の看板のすぐ右側に鶏冠山ルートの看板があるので、ここから入っていきます。
赤線のように進む。向かって左のあたりに西沢渓谷の看板がある。 なんだか既に踏み跡は薄目 |
しかしこちらから吊橋の人達がよく見えるってことは上からも丸見えってことなので着替える時は気を付けましょう・・・
ここでいきなり渡渉。まだしばらくは巻道を歩くので、もう少し先まで普通の格好で進んでも良いかも。 |
しかし早くバシャバシャ歩きたいという思いが災いしたのか、まだ入らない方がいい所で水に入ってしまい、痛い目を見る羽目に。
ホラの貝のゴルジュ方向へ突っ込んでいたのであります・・・
いや大したことないんだろうし夏だったらジャバジャバ行けばいいのかも知れない・・・ けど何気に結構深いので、この寒い時期にそこまで水に浸かりたくない。 というわけで斜めってる石の上を、滑り落ちそうになりながらなんとか突破。 赤実線のところから進み、赤点線はこの石の裏側を降りるような感じで進んでみました・・・ (って、ここ通るべきじゃないわけだから、いらん情報ですよね) |
赤線のように進んできた。 |
①普通の速乾素材ロンT(普段登山で着ている小汚いやつ)。しかもラン用なのでNikeです。
②100均のゴム引き手袋(因みにダイソーで買った)
③①の上に重ねているのは、アウトドア系フリマでゲットしたLotus Gearの沢用ウェア
(割と暖かい。メンズなので脇周りがダブついている)これはブランド自体が無くなってるのでもう買えないですね。
④これまたフリマでゲットしたモンベルの沢タイツ。膝にざらざらがついていて凄く良いし暖かい。これもメンズですが商品名不明。あまり伸縮性がない。
⑤脛部分にはwaterclimbのロゴの書かれたネオプレーンゲイター。これもフリマでゲット
⑥Caravanの渓流タビ。フェルトソールがかなり分厚くて初心者が履くには疲れにくくて良いです。
で、これ、、、石の表面がつるっつるでやたら滑るしいきなり難易度高いんじゃないのか??
このグレードでこれは無いだろ!と抵抗してみたものの進んでゆくマスタ・・・
これ下手したらボチャンってずぶ濡れじゃないのか・・・
とか何とか言っている内に滝どーん。
はい無理\_(^◇^)_/登れませんw |
なんだ、巻道か。と甘く見てたら結構危うかった。
左岸を巻くのだが、踏み跡こそあるもののかなり脆い。そして足踏み外せば沢までドボン。
いきなりこれか・・・
ちょい藪。 |
巻道を通っては河原へ降り、また巻道に登ってはまた降り、の繰り返し。ここも左下に降りると河原になる。 |
ホラの貝のゴルジュと思われるところ。。。こんなとこ突っ込んだらひとたまりもない。 |
10mのおたすけロープで懸垂下降。 でもこの写真では既に降りきっている。よって「やらせ」です・・・w |
絶景ですね!寒いけど、この時期の沢登りはこんな景色が楽しめる。 |
乙女の滝。ここでアイスクライミングする人もいるそうだけど、ここまでどうやって厳冬期に遡行してくるのか謎だ。 |
岩壁が凄い。ダイナミックな光景 |
なんだかんだで結構いい時間になってくる。ペース遅い・・・ |
300mもある、秩父最大の東の滑滝。少しだけ登ってみる。本来向かう方向は写真左の方。 |
夏場はここ、ウォータースライダーのようにざぶーんと水に浸かって楽しむ場所のよう。 しかし今はそんなことしている場合ではないので必死に岩斜面に張り付く。 かなり滑る!落ちても死ぬ訳じゃないけど、、、、、寒いから落ちたくない! |
本でよく見る笛吹川の光景。素晴らしい渓だ |
沢登りではかなり有名なルートなためか、幕営適地と思われるような場所にはご丁寧にテープマークがついていたりする。あとは個人の好みで決めれば良いようなもの。
とりあえず西の滑までは来た。焚き火の用意もあるし暗くなる前には火を起こしたいので、これ以上は進まずにここに幕を張ることにする。
西の滑滝をのぞむ素敵な幕営地 |
西ノナメ滝 |
というわけで・・・不安をよそに一発で着火。
まぁいいからとりあえずヘルメット脱いだら?俺。 |
Integral Designs sil tarp 2です。
タープってまだ張り慣れてないので毎回試行錯誤なのですが、今回はおたすけロープを中央に通して手前側に出ているロープを木の高いところに結んで固定、ポール代わりに枝を使ってそれを左右からすずらんテープで地面に固定、てな感じで張ってみました。そこそこ綺麗に張れた!
あと、雨対策で、本当は高さの無い方に頭を突っ込むんですってね・・・
知らなくて、この時は手前側に頭、奥に足を突っ込んで寝ていました。雨が降らなくて良かったですが。
因みにタープのサイズとしては、二人並んで寝て丁度いい位。荷物も中に入れられますし窮屈でもないです。 |
焚き火の上に組む木のやぐらを固定するための針金を忘れてしまったのですがとりあえず洗濯物の竿のような簡単なシステムを組み、火の影響を受けない場所はすずらんテープで固定し、近くに落ちていた梯子の壊れたものを竿代わりにして火の上に渡しそこにビリー缶を通して調理しました。
言葉ではわかりづらいか・・・
あまりにも寒かったので、、火の周りに大きめの石を置いて焼き石を作り、寝る時にシュラフの周りに置いたり、シュラフの中に入れたりして寝ました。すごく暖かかったです。
ヤマレコはこちらからドゾ!
後編へ続く
道の駅でのコノUMAはいったいww。
返信削除しかし、色々と試行錯誤楽しそうです。うん、コレが楽しいんだよねぇ。
沢のシーズンが待ち遠しい。綺麗なナメ沢行きましょうぞ!
>すけろくさん
返信削除この形のまま飛んで歩いてきそうで怖いですよねwww
試行錯誤といえば、石焼ホカロンは定番なのですかね?
たまたま焚き火の近くの石に座ったら温かかったので、それにヒントを得てやってみたんですが。
袋に入れてシュラフの中にも石突っ込んだんですけど、ハクキンカイロばりに温かかったです。
今年のシーズン楽しみだなぁ。てか、雪山とか言ってるこの時期にこの記事アップとか俺・・・w