2012/02/22

20120219-22_硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳(前編)

3泊4日全て晴れ。
只今最後の有休の消化中ということで、本州ほぼ丸ごと高気圧に覆われる4日間を狙っただけ。
とはいえ途中で天候崩れなくて本当にラッキーだった!
雪山で天気って本当に重要だなーとしみじみ思った。
(ヤマレコまだ書いていないので、地図は後日貼ります。)
茅野駅から美濃戸口へ向かうバスの中から眺める空には雲1つ無い!うひょー!
■2012/02/19(日)晴れ【アプローチ】
13:20 美濃戸口出発
↓ - 1:05
14:25 美濃戸山荘
↓ - 3:25(南沢沿い)
17:50 行者小屋到着
18日の夜に現地入りしてステビする予定だったが、昼夜逆転生活を送っていたためか
目が覚めたらもう19時をまわっていて茅野に向かう終電が終わってしまっていて
結局19日の朝出発となった。
朝出発、といっても新幹線とか使わないので、茅野到着が11時。
18日の内に茅野に居れば、19日に硫黄アタックしようと考えていたのだが
結局この日はアプローチで終わってしまった。
山頂でジャンプして写真を撮って遊ぶのだが、雪山は足元の装備が重く
なかなか上手くジャンプできない。ということで登る前からジャンプしてはしゃぐw
いいお天気!
赤岳山荘に到着。
小屋の中から丁度出てきた人に目をやると、知ってる人に似て髪の毛が凄く長い。
と思ったらこっち向いた。音大好き且つ山大好きなてっちゃんではないかw
山岳会の人と阿弥陀北稜に行ってきたところだと言う。まさかの遭遇にびっくりして情報交換がてらしばし談笑。
(私「この髪の毛が最初に見えてー、それでてっちゃんかと思ってー」とか言っているトコロw)
先日通った道なのでサクサク進む、けど荷物が重いので思うように進まない。
そして、前回はアプローチの段階で既にかなり寒かったのに、今回は寒いどころかかなり暑い。
なんたる差。
そもそも出発が遅いので、結構暗くなってしまった。
行者小屋に到着すると、日曜の夜だというのに何張ものテントが残っていた。
矢張りこの好天続きで、狙って来たのだろうか。
今回は内張りを家で張ってきたので設営がとてもラク。
本当はテントの周りに雪のブロックを積んだり、雪に半分くらい埋まるような感じに設営すべきらしいが
今回は天候もよさそうだったので特に周りは何も囲わなかった。(多分本当は万が一に備えて囲った方が良い)
■2012/02/20(月)晴れ 【赤岳アタック】
9:45 出発
↓ - 0:15
10:00 阿弥陀岳分岐
↓ - 2:00(文三郎道)
12:00 赤岳山頂
↓ - 0:20(写真撮影などw)
12:20 出発
↓ - 1:40(途中肩の小屋で小休止。地蔵尾根)
14:00 行者小屋到着
前回の八ヶ岳で結局硫黄岳のピークも踏めずに終わっており、
3000m級の雪山のピークというものを、まだ1度も踏んだことがない状況で迎えた今回。
当然1回目のアタックは硫黄岳、と信じて疑わずに迎えた2日目。
こんなに温かくして寝ているのに何故こんなに寒いんだろう?
と思って朝起きて見てみた温度計はなんと-25度だった!
撮ってる内に-24度になってしまったけど・・・そりゃ寒いわけだ。
出発準備を済ませてテントから出ると、近くにガチャ+ハーネスの3人組がやって来た。
今日明日の予定等について話をすると1人の男性がヒトコト。
「うーん、今日、赤、行っちゃった方がいいと思うよ!」

後で教えて頂いたのだが、その方、
climbing JOYで連載を持っていらっしゃるガチのクライマーさんだった。
そりゃ本能的にこちらも「この人信じた方が良いかも」って思う訳だ。
やっつけないといけない所は先に。というのが彼のモットーらしい。
20日よりも21日の方が天候的な条件が悪いとの話を聞いて、その場で赤岳に目的地を変更した。
往復とも文三郎道がラク、と聞いて、とりあえず文三郎から登り、下りは山頂で判断することにした。
おひさまぴっかぴか。
始めはふかふかの雪を踏みながら樹林帯の中を進む
いつまで経っても本当に雲1つ出てこない。
結構な傾斜。登りは良いけど下りは嫌だなぁ、、、と言いながら進む鎖場
たまにはピースとかしてみるw
ピンボケしてるけど、、、ところどころツルツルに凍っているのがわかる。
でも歩く所はそれほど凍っていないので怖くはない
トラバース
あと少し
最後に少しだけ急なところを登ると
山頂に到着!
急なところはあったけれど想像した程怖い箇所もなくすんなり登頂できました!
これも多分、全て天候のお陰かと。
山頂でもバラクラバ要らず。
360度の大パノラマです!富士山も見える!
山頂で写真を撮り合った人と情報交換し、結局地蔵尾根から下りることに。
赤岳展望荘到着。エビのしっぽが物凄いw
名前通り、赤岳が展望できます。素晴らしい眺め。
ここは営業しているのでアレコレ食べられます。結構お安い。
中央付近に赤岳鉱泉のアイスキャンディーが見えます。
結構急で怖いかも?と言われていたけれど、雪質も良くて滑りそうもなく、サクサク降れた。
後ろからやってきたパーティーがふかふか雪の中をシリセードで思い思いに滑っていくので
我々もシリセードしてみた。初めてだったけど、速くて快適だったw
無事下山。まだまだ雲1つ無い。
今回3泊もするので、シュラフの湿気を取りながら過ごすというのはかなり重要な課題。
というわけで、下山後もまだ尚降り注ぐ暖かい日差しでシュラフを干す。
この余裕・・・いつもの山行ではあり得ないこの贅沢な時間の使い方・・・
そもそも硫黄と赤(阿弥陀はオマケだったので)で3泊4日というのは滅茶苦茶長いもの。
夕方と夜の2回ご飯を食べたw これは1回目。
アルファ米が出来上がるのを待ちながらスープを飲む。
タンパク質豊富だしきっとイイ筈!と思って購入したものの中々消費せずに期限切れした黒豆の煮物。。。
いや、結構美味しく食べましたよ。凍ってるかもしれないと思って湯せんしてから食べた。
17:27、赤岳から硫黄岳に続く稜線が赤く色付く。
この稜線の向こう側から日が登り、この稜線を照らすように日が暮れてゆく。
18:01、太陽が見えなくなった。
その頃の稜線。日が沈むと一気に静かになる。
いきなり赤岳制覇してしまって、今回の山行の目的の8割は終わってしまったような気分w
後編へ続く。

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