想像以上に奥秩父はまだまだ寒くて、朝も日が出ない刻は気温が低くて動き始める気力が起きない。
言い訳をしてみたところで、手遅れなものは手遅れ。行かれるところまで行ってみよう。
本日の幕営予定地点は、国師ヶ岳の手前のコルまたは大弛小屋。無理だったけど。
■4月7日(土)晴れ
7:30 出発
↓ - 0:21
7:51 馬止根場 P1772.7
↓ - 1:46(予定より時間かかっている)
9:37 大烏山 P1782
↓ - 0:50
10:27 林道
↓ - 0:38(予定ほど時間かかっていない)
11:05 柳平分岐
↓ - 1:30
12:35 遠見山
↓ - 1:00(全然時間巻けないのでそろそろ諦め始める)
13:35 ゴトメキ
↓ - 0:50
14:25 白檜平
↓ - 0:50(しばらく登ってまた下りてウロウロ)
15:15 白檜平から20分程登った所(幕営)
馬止根場まで登る。 |
20分ほどで山頂に到着。この後急な岩場をくだるとの記録あり、、、 |
来た道を少し戻るような感じに下りていくと、木々の向こう側にうっすらと、向かうべきコルが見える。
うっすらと向こう側にこるが見える(写真だと少しわかりづらいが) |
快晴! |
おそらくここが急な岩場の下り。割とすぐ終わる。 |
雪がついている |
ほどなくしてP1782の大烏山に到着。無線ルートの割には頂上標が割とちゃんとしていた |
林業ワイヤーなどが散在するトレイルをしばらく進む。ルートはそれほど難しくなかったが初日に比べると難しい |
ようやく林道が見えてきたが、なんだか想像以上にちゃんとした林道だ・・・ |
超綺麗。 |
階段を登るとすぐ立派な道標がある。あまりにもちゃんとしすぎていて拍子抜け。
もっと苦労するかと思っていたのにメジャールートさながらじゃないか。
道標もそれなりに新しい・・・ |
見晴らしも良いし地形も特徴的で分かりやすい。迷うこともなく進む 但し踏み跡は獣道もあるみたいで多少錯綜気味 |
柳平への分岐の道標。araigengaさんの記録にも書いてあるように、柳平方面の踏み跡は一切見当たらずw どこをどう進めばいいのかw とりあえずゴトメキ方面へ向かう |
積雪量の差こそあれ、おそらく奥秩父界隈の春の積雪量を考えると、2,000m未満か以上かというのは
結構大きな違いになっているのだろう。
案の定ぼちぼち雪が深くなり始めた。スパッツがないと靴に雪が入ってしまいそうだ。
ここはまだマダラ。 |
看板のようなものが幹に飲み込まれている!いつかは看板丸ごと飲み込まれてしまうんだろうか |
そうこうしている内にもう雪が深くなってきて限界となる。スパッツとワカンを一気に装着。 |
そして遠見山到着!案の定山頂はとても地味。でも頂上標が雪に埋もれていなくて良かった。 |
想像したよりは楽だったが、それでも1時間ほどを要した。40分くらいで着くつもりでいたが甘かった。
ここへきてまさかの藪漕ぎ状態・・・ |
ゴトメキ手前で突然雪原に出る |
雪原のあと少し登るとゴトメキに到着!(埋まっていて見えない・・・) |
トサカだの大ダオだの黒金山だのが書いてある看板はあるのに、 肝心のゴトメキの頂上標は埋まっている。無念。当然遭難碑も埋まっている。 |
ここから白檜平まで下ります。ここがまた藪漕ぎ+踏み抜きで大変だった。ルートは分かりやすい |
白檜平到着。ここは林道、雪がない時期ならば車も通れる道だとは信じられないくらい平然と雪道 |
(まぁ無理ですよね)
この時点で14時半頃だったが、日が翳る時間を考慮すると15時半には少なくとも設営を始めたい。
北奥千丈岳までは夏道のCTが2時間半、雪道の状態はどれくらいのものなのだろう。
大したことがなければ3時間あれば登れるかもしれないが、何とも言えない。
雪の状態を見る意味で、40分登ってみて難しそうであれば20分で白檜平付近まで下りてきて
翌日には大ダオ経由で下山してしまおうと考えていた。
3泊4日の予定を2泊3日にしてしまうのもアリなのかなと思いつつ、でもできれば4日居たいなと思いつつ。
北奥千丈岳方面へ進む |
これはこのままの調子なら3時間で山頂に着けるかもしれないという淡い期待を抱かせるに十分な状況だった。
とはいうものの、山頂までずっとこの調子だという保証はどこにもなく、北奥千丈までの途中にある
奥仙丈岳山頂付近の平場を目指す気力も体力もなくなりかけていた。
とりあえずこの日の北奥千丈は諦め。かと言って明日このまま下山するのは悔しい。
結局白檜平から40分も登らず20分くらいで止めて、さらに7分ほど下り、
2,200m程のところで幕営することにした。ここを拠点に、明日はアタックザックで北奥千丈ピストンだ。
荷物は軽いし、メジャールートだし、いくら雪が深いとしても高が知れている。
さすがに6時間も7時間もあれば登頂はできるだろう。時間はある。
万が一早目に出発できて、早目に下りて来られたら、もう少し別の場所に幕を移動しても良いだろう。
あまりにも寒いのでシルタープ2にシルタープ1を蓋のようにして被せてテント状に。 張り方アレだけど、少しでも寒さが凌げればもうなんでも良いのだ! |
最も寒かった時刻に一体何度だったのかまではわからなかったが、
翌朝日が出てから気温を見たらマイナス13度しかなかった。まだまだ寒い。
3日目へ続く(未)
ヤマレコはこちらからドゾ(未)
こんばんは hachiです。
返信削除お疲れ様でした。でも充実していたようでよかったですね。
私は7日、鳥ノ尾根の南の谷を隔てた小楢山へ行きました。
yasuyoさんのヤマレコの計画を見ていましたのでそこから見える大鳥山付近を今頃は歩いているだろうな思って眺めておりました。
寒の戻りで寒い日でしたね。
この記録、酒を飲みながらゆっくり拝見となりました(笑)
hachiさん
返信削除いつもありがとうございます^^
記録拝見致しましたが、随分マニアックなところに行かれたんですねw なんのことはない尾根の、等高線が怪しい感じのところは地形が分かりづらくて難しいですよね。平坦な地形のところなんかも。直進だろうと高を括って進んでいたら、案外地図上では直進に見えたところが実際はかなり折れ曲がってたりとか。無事に下山されたようで何よりでした。
しかし寒かったですね!
私はこの山行の直前に薄手のダウンジャケットを洗って干していまして、オーバースペックだろうなぁと思いながら厚手のダウンジャケットを持参していたのですが、薄手のジャケットだったらさらに凍えていたと思います。ある意味タイミングが良かったというかw
この時期の山泊は多少オーバースペック気味な装備でも良いのかもしれないですね!