山を始めてもうじき丸3年になるが、GWに北アルプスを登るのは初めてのことだった。
というか、夏しか北アルプスへは登ったことが無かった。
最初は、今回の縦走と真逆のルートを考えていた。
新宿⇔松本の高速バスでアクセスし、そこからJRで穂高駅へ移動、さらに路線バスで中房温泉へ、そして縦走は燕岳からスタート。帰りは上高地からバスと電車で松本に出て、そこから再び高速バスで新宿へ。つまり予約していたのは新宿⇔松本間の高速バスだけだった。
というか、夏しか北アルプスへは登ったことが無かった。
最初は、今回の縦走と真逆のルートを考えていた。
新宿⇔松本の高速バスでアクセスし、そこからJRで穂高駅へ移動、さらに路線バスで中房温泉へ、そして縦走は燕岳からスタート。帰りは上高地からバスと電車で松本に出て、そこから再び高速バスで新宿へ。つまり予約していたのは新宿⇔松本間の高速バスだけだった。
実は、この交通手段だったからこそルートの変更が躊躇なく出来たと言っても過言ではない。「さわやか信州号」の予約をしていたら、多分リルートは面倒になっていただろう。
この縦走ルートは、そこそこ距離は長いが、難所があまりないので技術もそれ程必要ない。ただし、途中で下りることになった場合のエスケープ候補は少なく、①引き返すか②常念岳から下山するか、の2通りくらいしかない。とはいえ、残雪期北アが初めてである自分達にとっては丁度良いレベルだろうと思っていた。
しかしGW数日前、完全にGWは天候が荒れるとわかり、エスケープルートの少ないこのルートの縦走は止めた方が良いとの判断で計画を変更。涸沢に幕営し、奥穂や北穂をアタック、悪天候ならテントでのんびりするという緩いものにした。
奥穂北穂は、自分達の実力を鑑みて、条件が整わなければ行けないと判っていたので、1日中テントという可能性も踏まえて、暇潰し用のおやつやロープワークの本、本を見ながらいじるための短いロープなども持参した。
■5月3日(木・祝)小雨のち曇時々晴れ
6:25 上高地着
↓ - 0:30(準備)
7:05 上高地出発
↓ - 1:25
8:30 徳沢
↓ - 0:35(休憩等)
9:05 徳沢出発
↓ - 1:28
10:33 横尾
↓ - 0:42(ルート変更の検討、登山届再提出)
11:15 横尾出発
↓ - 5:08
16:23 蝶ヶ岳ヒュッテ
松本まで予約したバスをそのまま生かし、電車とバスを乗り継いで上高地入り。
(しかし流石に松本ステビ組は松本からバスで上高地以外の場所へ行かれる方々だったようで、ステビして上高地線に乗ったのは自分達だけであった)
しかし、涸沢へ向かうべく歩き出すと雨は止み、青空が見え始めるじゃないか・・・
ルートはまぁ把握しているし、CTの計算だけやり直せば縦走もできそうだ。今夜蝶ヶ岳に幕営して、万が一明日の天気が荒れたら、また降りて涸沢に行ったっていい。
そんな話を徳沢辺りでし始め、とりあえず1時間程天気の様子を見ようということで横尾まで歩くことに。徳沢から登っても横尾から登っても、蝶ヶ岳ヒュッテに着く時間はそれほど変わらない。
もう完全に晴れた。地形的に晴れやすい場所とはいえ、稜線の方も穏やかそう。
横尾山荘のスタッフの女性に蝶の稜線の状態について伺うと
・ワカンは必要ないらしい
・そのルートは歩いた人も居るのでトレースも有る
・常念・燕共に山小屋営業中、常念は水が出ており、燕はペットボトルのみの販売かもしれない
と教えて下さった。大天井の小屋は事前情報通り矢張り営業しておらず冬季小屋はあるとのことだった。
「涸沢幕営&奥穂アタック」と書いて提出した登山届のことが気にかかったので、横尾山荘の中で登山届を再提出し、CCレモンを買って飲んでいざ出発。ここから先、4日間で一番重い荷物で1000m一気に登る(涙)。キツかった・・・
この縦走ルートは、そこそこ距離は長いが、難所があまりないので技術もそれ程必要ない。ただし、途中で下りることになった場合のエスケープ候補は少なく、①引き返すか②常念岳から下山するか、の2通りくらいしかない。とはいえ、残雪期北アが初めてである自分達にとっては丁度良いレベルだろうと思っていた。
しかしGW数日前、完全にGWは天候が荒れるとわかり、エスケープルートの少ないこのルートの縦走は止めた方が良いとの判断で計画を変更。涸沢に幕営し、奥穂や北穂をアタック、悪天候ならテントでのんびりするという緩いものにした。
奥穂北穂は、自分達の実力を鑑みて、条件が整わなければ行けないと判っていたので、1日中テントという可能性も踏まえて、暇潰し用のおやつやロープワークの本、本を見ながらいじるための短いロープなども持参した。
6:25 上高地着
↓ - 0:30(準備)
7:05 上高地出発
↓ - 1:25
8:30 徳沢
↓ - 0:35(休憩等)
9:05 徳沢出発
↓ - 1:28
10:33 横尾
↓ - 0:42(ルート変更の検討、登山届再提出)
11:15 横尾出発
↓ - 5:08
16:23 蝶ヶ岳ヒュッテ
松本駅構内にてステビ。暖かかったのでシュラフは出さず、ダウン上下で就寝。 |
朝起きてみるとこの人数!さすがGW。 |
(しかし流石に松本ステビ組は松本からバスで上高地以外の場所へ行かれる方々だったようで、ステビして上高地線に乗ったのは自分達だけであった)
松本電鉄上高地線、GW特定日ということで4時台の電車が動く。ほぼ満席! |
上高地到着。雨なので雨具で出発 |
最初はこんな天候。とてもじゃないけど3000m近い場所を縦走できるきがしない |
あれ?日が差してきた |
あ、、、青空??次第に暑くなってきて途中でレインウェアも脱ぐ羽目に |
そんな話を徳沢辺りでし始め、とりあえず1時間程天気の様子を見ようということで横尾まで歩くことに。徳沢から登っても横尾から登っても、蝶ヶ岳ヒュッテに着く時間はそれほど変わらない。
横尾到着。物凄い人。 |
横尾山荘のスタッフの女性に蝶の稜線の状態について伺うと
・ワカンは必要ないらしい
・そのルートは歩いた人も居るのでトレースも有る
・常念・燕共に山小屋営業中、常念は水が出ており、燕はペットボトルのみの販売かもしれない
と教えて下さった。大天井の小屋は事前情報通り矢張り営業しておらず冬季小屋はあるとのことだった。
「涸沢幕営&奥穂アタック」と書いて提出した登山届のことが気にかかったので、横尾山荘の中で登山届を再提出し、CCレモンを買って飲んでいざ出発。ここから先、4日間で一番重い荷物で1000m一気に登る(涙)。キツかった・・・
途端に雪道。。。前半は笹薮多し。 |
この日の槍方面はこんな感じ。槍見台を過ぎた平場から槍がよく見える。 (トレースがずれていて槍見台は通過しなかった) |
ひたすら登る。この日荷物22キロ程。重いよ重いよ! ナメラ沢の筋肉痛もまだ残ってるよ! |
ここはまだマシだけどたまに踏み抜くと腰ぐらいまで埋まる場所もあった・・・。 そして、上の方からガスが下りてきているのがお分かり頂けるだろうか? |
森林限界を超えたらガスガス。 このルートを歩くつもりで出発していればヘルメットなんて持って来なかったのに!! というわけで奥穂アタック用に持参したヘルメットを4日間持ち運ぶ羽目に。。。 |
森林限界を超えて間もなく、雪道が終わって夏道になる。冬靴で夏道歩くのがこんなにツライとは・・・ ソールが硬くてやたらと疲れる!しんどい!!(しかも高度障害が現れ始めて牛の歩み) |
よろよろ。。。あと少し |
ようやく蝶ヶ岳ヒュッテに辿り着いた。 「入口どこですかねぇ?」と言いながら建物の周りをうろつくおじさまに遭遇。 |
本日はマルタイの「辛味噌棒ラーメン」。こ・れ・は・う・ま・い!おすすめ! |
「スカイツリー」魚肉ソーセージなるもの+韓国海苔+乾燥ラーメンの具 を投入して食す。適度な辛さで体が温まる。 |
因みにテン場はこんな具合。写真左上の方には土の出ている場所もあり、そこに幕営している人もいた。 (因みに自分らのテントはこの写真には写っていない) 右奥の方が蝶ヶ岳山頂 |
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