■1月3日(木)晴れ時々曇
8:20 小屋出発
↓ - 0:15
8:35 尾根復帰
↓ - 1:12
9:47 鷹ノ巣山避難小屋
↓ - 0:33(小屋にいたおじいさんと談笑15分くらい?含む)
10:20 鷹ノ巣山山頂
↓ - 0:10
10:30 山頂出発
↓ - 1:40
12:10 三ノ木戸林道分岐
↓ - 0:57
13:07 林道
石尾根の途中で撮影したもの。カメラの設定で少し加工してある。 |
石尾根は一度歩いたことがあったと思うけれどさしたる記憶もなく、ただダラダラと長いルートだという印象だけが残っていた。でも折角のんびりこの界隈を歩けるのだからなるべく長く長く歩きたかった。それが例え面白味の無い石尾根だとしても。
別に夕方用事がある訳でもなく、日暮れに間に合わないかもしれないと心配する程タイトなCTであるという訳でもなく、翌日仕事があるという訳でもない。私は、急いで下山しなければならない理由が何1つない自由の真っ只中にいた。つまり目が覚めた時がご飯時、っていうぐうたらな贅沢を山の中でやることになる。だらだら出発の用意をし、自分の都合で適当に出発をする。朝焼け時に目覚めたくせに出発したのは8時半頃。夜明けの景色を独り占めしながら歩くトレイルもいいけれど、一番最後までテン場に居座ってのんびり過ごすのもいいものだ。
小屋から石尾根に上がるまでのトレイルは途中激しく凍っており、いきなりスパイク装着を強いられる。小屋に水を引くためのパイプの脇から水が漏れているようで、パイプの周りがガチガチに凍っていた。
七ツ石小屋のテン場から富士山がくっきり |
石尾根をとことこ歩く |
なんかこの曲線いいね |
山頂を目指す道の途中には鷹ノ巣避難小屋がある。昨日実は、尾根から大分下ってわざわざお金払って七ツ石小屋に泊まるくらいなら、まだ見たことのない鷹ノ巣避難小屋にタダで泊まるのもアリだな、と少しだけ迷っていた。しかし鷹ノ巣小屋まで下ると時間的に遅くなり、夜ゆっくりできないのも嫌だなと思って断念したのだ。結局七ツ石小屋から鷹ノ巣小屋まで1時間半ほどの道のりだった。昨夜の内に来ようと思えば来られたかもしれないけれど、昨夜の内にここまで下っていたらあの宴会には参加できなかった訳だし。これもなにかの縁。
凄く綺麗な鷹ノ巣避難小屋 |
昨夜は1人だったのでテントより寒かったですよ、とおじいちゃん。 |
今朝登ってきたんだろうなという感じの小荷物ハイカーがバラバラと登ってきて、私の大きなザックは明らかに場違い。何人かに、いつからどこから登ってきたんですか、荷物重そうですね、えええあっちから入ってここまで来たたんですか健脚ですねとか、長いですね3日もですか!とか何とか声を掛けられた。声を掛けながら彼らはラーメンを作っていて、その問いかけに答えながら私は行動食に手を伸ばした。サコッシュに残っていたのは乾いた行動食がいくつか、と、飴ぐらいのもの。とりあえずパサパサしたバランスクッキー系のものを貪り食い、最後の下りをやっつけにかかった。それにしても今回の山行はお腹のすく山行だったな、、、
下の方で図らずも初詣w |
なんだかルートがわかりづらくて適当に歩いていった |
枯れ葉の下の凍結が太陽の熱で溶けて、枯れ葉ごとずるっと滑りやすい。 この辺りで何回かコケた。。。 |
腹ぺこで下山したとて、そこは奥多摩ほとんど飲食店など無い。とりあえずコンビニに立寄り肉まんやらオニギリやらを買い込んでむしゃむしゃ食らう。もっと違う物が食べたかったんだけど仕方ない。勢いでコーラも買ったけれど寒くて飲む気がしなかった。
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お正月の混雑具合が全くわからず恐る恐る立ち入った長沢背稜エリアだったけれども、思ったよりもすいていて満足のいく山行ができて良かった。自分では「どメジャー」だと思っていたエリアだが、それでも矢張りこの辺りをお正月山行の行き先にするというのは大分渋い選択だったようである(本人にはその自覚はなかったのだけれど)。テクニカルな山行も楽しいしやり甲斐があるものだけれど、たまにはこういったひたすら距離を歩く山行というのもこれはこれで楽しい。毎回これでもつまらなくなるし、毎回テクニカルでも疲れてしまうし、このバランスを楽しんでいる自分も居るような気がしている。またふらりと訪れてみたい。
良い1年になりますように。
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