2026/04/16

20260417-19_Manjushree Trail Race 100mi(準備~前日迄)

関門に引っかかるかもしれない。
ネパールまで行って最初の40km関門でレースが終わるかもしれない。
絶対にそんなの嫌だ!でも引っかかる可能性の方が高い。累積標高3500mだか4000mだかの40kmを8時間だなんて、たとえ40kmで終わるレースだったとして力を振り絞っても自分には正直その出力は無い。他人に何と言われようと、そのことは自分が一番よくわかっていた。4月17日に始まるレースで、16日は私の誕生日だった。誕生日をネパールで過ごすとかちょっといいじゃんとか思ってエントリーしたのに、誕生日明けにいきなりDNFだなんて想像しただけですごい嫌だ。1年引きずりそう。

そもそも100マイルは体に悪い。人が160kmも走るなんて体に悪いに決まっている。大体丸2日ぶっ通しで動き続けてほとんど眠りもしないなんて無茶苦茶である。レース中の身体的ストレスはわかりきったことだったが、今回は事前の精神的ストレスが凄まじかった。何で趣味のためにこんなに心に負担をかけているんだろう。悪夢を何度も見たし、ゴールのイメージが全く出来なかった。イメージできることは実際にも出来ると思っているが、イメージすらできないことが実現するとはとても思えない。エントリーした頃は、制限時間が52時間もあるから楽しくマイペースになんて思っていたのだが、レース1ヶ月前くらいにようやく蓋を開けてみたら序盤の関門がやたらときついことが分かった(蓋開けるの遅すぎ説)。関門突破は大いに怪しい。

前半の関門がきつい理由はただひとつ、コースになっている国立公園のエリアを夜になる前に出ないといけないということらしく、それは国立公園の規則でもあり、そして「夜になるとヒョウが出る」ということだった。ヒョウはやばい。国立公園のホームページを見ると確かにヒョウやら熊やらが見られますよ☆という表記がある。いや全然見たくない。

今回はおそらくいつもにも増して話が長くなりそうなのだけれど、まずは一緒に日本からこの大会に出た5人のメンバーには本当に助けられたので改めてここで感謝を申し上げたい。情報交換や宿の調整、ビザの取り方、現金の使用頻度など、実際にネパールに行ったことのある人がいたことも心強かった。本当に有難うございました!

(何故か標高グラフがうまく表示されないのでマップだけ貼りました。ヤマレコに飛ぶと標高グラフも見られますのでご確認ください。)

2026/4/15 (Wed)
既に現地入りしているメンバーY川さん&N鳥さんの
様子をSNSで見つつ、自分も15日午後に現地へ。直行便だったにも関わらず飛行機の到着が遅れ、到着してからも荷受けに時間がかかり、間に合うはずだったタメルエリアでのレースブリーフィングには間に合わなかったが受付はできた。カトマンズのトリブバン空港からタメルまではタクシーで30分弱ほど、受付会場でお2人と合流してから近くのホテルにチェックイン、荷物を置いて早速飲み会(まだレース前々日だし飲んじゃうよね)。

怪しい小径をゆく
Y川さん(写真右)の友達でもあるChhapte(写真中)はこのお店のオーナーでもあり、私がレース後に世話になるトレッキングのガイド会社の運営者でもある。私が渡航する前からラインでやりとりしてくれて、日本語ぺらぺら!英語より通じるw
ちなみにここで飲んだビールがとても美味しかった。クラフトビールだそう。
旅の楽しみのうちの大きな部分を占める「食」!早速現地のモモを食す。複数あるタレがどれも日本にはない味でとっても美味しかった。写っている黒胡麻のようなタレはネパールの山椒ダレのようなもので痺れ系で刺激的。因みに日本で食べるモモは丸型が多いけれど、シェルパ系のお店だと餃子型が主流とのこと。
Y川さんおすすめのトゥンバというお酒。シコクビエ(キビ)を発酵させて作った酒。キビが目一杯詰まった木製の容器に熱湯を注いで数分待ち、ストローで飲む。薄い甘酒のような感じで飲みやすい。繰り返しお湯を注いで飲み続けられ、味がなくなるまで繰り返せるらしいが、味がなくなるより先に酔っぱらって飲めなくなるw
大分酒で仕上がってきた頃にY河内さんとM月さんのお2人が空港に到着したとのことで、彼等の泊まるホテルのテラスに集合して乾杯。私が予約した激安中華宿と違ってホテルがちゃんとしている。じわじわと集まる面々。
トモノウコーヒーさんかM月さん経由でドリップコーヒーの差し入れ。有難うございます!
解散してから自分の宿まで徒歩10分ほど。宿に戻るとシャッターが60cmくらいしか開いておらず、這いつくばってシャッターをくぐり部屋へ戻った。

2026/4/16 (Thu)
7時半から昼頃までY河内さん&M月さんと観光へ(ダルバール広場、スワヤンブ寺院あたりを散策)。今回私はレースとトレッキングのことで精一杯で他の観光について全然調べていなかったので、市内観光は完全におんぶにだっこ状態。自分で調べていないだけのことはあってろくに覚えていないw
観光の後は日本メンバー全員集合でランチ、お腹を壊したくないのでちゃんとした店で食べましょうってことで小洒落た店へ。
この辺をうろうろしていたら6人目の日本人メンバーY田さんとばったり。
チベット仏教の仏具「マニ車(摩尼車)」、回すことで経典を読むのと同じ意味合いがあるのだとか。色々なところに設置されている。お土産用のミニサイズもあった。
スワヤンブは猿がたくさん!
「誕生日ですし」といって、Y田さん(写真右奥)が全員分御馳走してくれた(驚)。
みんなびっくり。有難うございました!
初めての現地ダルバート!ダルも右側の野菜やら何やらも、カレーのルーもライスもお代わり自由。天国か!美味しくて早速食べ過ぎる。ライスには熱々のギーをおたま一杯分ほどかける。脂質過多w
ちゃんとした店で食べてもダルバートは500-600ルピーほど(600円くらい)。宿泊や観光地の拝観料などはそれほど安くもなかったが食費やタクシー等は全体的に安かった気がする。
皆で一緒に移動しようぜってことになり、バンを手配して全員でPataleban Vineyard Resortというレース会場へ。私はM月さんと一緒の部屋へ。

スタート/ゴール地点の宿に15時半頃到着。ここはちょっとお高め。Vineyardということだったのでワイン飲みたかったよ・・・。既に標高は1300mほど
会場準備中。次々とテントが建てられていく。当日来る人のための着替えとかのスペースだった模様。
ホテルの周りには一切レストランや売店などが無く、少し離れて民家があるくらいの立地だったので、ホテルのレストランで夕飯を取ることに。ネパールは、オーダーしてから食べ物が出てくるまでどこも物凄く時間がかかる気がする、ご飯が出てくるまでテラスで待っている内に日が沈んで寒くなってしまった。夜これくらいの気温になるってことですねー走れなくなったら結構冷えるかも知れないですねなんて話しながらの晩餐、流石にこの日はノンアルコールで過ごした。事前に見ていたMC担当のSophieという女性の写真が、昨年チェンマイのレースでお世話になったMCの人にあまりにも似ていたので、もしかして同じ人かなと思っていたら案の定同じ人だったのでご挨拶。向こうも覚えていてくれて嬉しかった。まさかタイで会った人にネパールでまた会うなんて思ってもみなかった。
レースは朝6:00スタートのため早目に朝食を用意してもらえるかフロントに確認したところ、サンドイッチ等を部屋にデリバリーしてくれるとのことだったので4:00にお願いしておいた(デリバリーされなかったけど)。
スパイシーな焼きそば「チャオミン」はネパールでもメジャーな食べ物とのこと。上に載っている油揚げのようなものは卵を焼いたもの。油多めで焼いているのである油揚げ卵といったかんじ
ゼッケンナンバーがラッキーセブン並び。それでも完走できない可能性が高いんだよなぁと直前までしんどい気持ちで過ごす。
尚、17日の宿は予約していない。無論、18日の宿もない。完走できる保証も見込みも一切無かったけれど、退路は作らない方がいいと思った。

<エネルギーと水分>
・エネルギー:レギュレーションは700kcal、エイド間の距離は10kmほど(一番長くて15kmが1ヶ所)、ドロップバッグ2ヶ所。スタート時800-900kcalほど持参。メダリストのグレープフルーツ味、セブンイレブンの桜わらび、アミノバイタル顆粒、無印バウムクーヘン等。エイドがほとんどフルーツのため持参の食べ物を多めに用意して正解だった。一部エイドにあったダルバート、ヌードルスープ(インスタント麺をスープでぐだぐだに煮込んだもの)はほぼ毎回食べた。早い選手はダルバートを食べていたのに自分が到着した時には既に残っていなかったエイドもあった模様。私がダルバートにありつけたのは2ヶ所、ダルスープが1-2ヶ所だったと思う。
・水分:インナーファクトのフラスク500ml×2を基本は満タンにして進んだ。間隔の広いエイドの箇所だけは、エイドにあった300mlくらいのペットボトルのファンタを持った。500mlのナルゲンボトルを空のまま持っていたが、結局一度も使わずに1ヶ所目のドロップバッグに入れ、その後は1000mlのみで進行。不具合なし。

 <服装、装備>
・ヘッドギア:Halo hat2(日差し対策で今回用に新規導入)
・上半身:Finetrackのノースリーブドライレイヤー+Run or Dieロゴ入りのPagagoniaのTシャツ(seven trarilsなんとかって製品名だったような)、ORのアームスリーブ
※前回チャリ用指切りグローブを紛失したため、Amazonで1000円くらいのものを購入して使用。
・下半身:友人がカモシカの顔の刺繍を入れたノーブランドのランパン(前半)+GUの1000円くらいのランパン(後半)、CW-Xのボディバランスアップスパッツ・ショート(BCY101)(前半のみ)、ドライマックスのトレイルランニング1/4Crewソックス
・ライト:レッドレンザーH8R(メイン、フォグフィルター持参したが使わず)、モンベルマルチパワーヘッドランプ(サブ)、ジェントス閃(霧対策フォグライト装備ハンドライト)
・ザック:The North FaceのTR10
・シューズ:HOKAのTorrent4(Drop Bagにもう1足入れておいたが結局履き替え無しでゴールまで)
・その他(必携装備等):100均のマミー型エマージェンシーシート、エマージェンシーキット(バンドエイド、テーピング、コンタクト、薬等)、レインジャケット(ORのヘリウム2ジャケット)、ヘッドライト予備電池(レッドレンザー用1本、エネループ単4×3本)、モバイルバッテリー(Ankerの5200mAh)+ケーブル、ヘリテイジのULトレイルポール、ティッシュ&ビニール袋、Fold-a-cup(マイカップ不要だったが念のため)、手拭い、サングラス、COROSのVertix2S、クレジットカード・パスポート・現金一式、目薬、Buff(土埃対策で持参したが一度も使わず)

 <その他>
現地でダイアモックス(高山病予防薬)とメトロニダゾール(細菌性の下痢の薬)を購入。ダイアモックスは主にレース後に行く予定だったトレッキング(最高地点4600m)のために購入したが、結構前から飲んで準備するものだということだったので16日から服用し始めて1日1錠飲んでいた。メトロニダゾールはレースにも持参したが途中で何度か服用。買っておいて良かった。

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