2011/10/07

20111007_檜尾根 - 大血川(クイナ沢橋)

これは2つのルートのリベンジを兼ねた山行であった。

ひとつは、2011年6月8日に行った、ウェブ上に全く記録のない檜尾根にチャレンジし、
残念ながら敗退した際のリベンジ。
そしてもうひとつは、2010年4月20~24日に行った大血川分岐からの下山における
遭難未遂のリベンジ。
いずれもそれなりのルートだったので、はじめは1泊2日で計画していたのだが、
初日に寝坊したため計らずも日帰りになってしまった。
とりあえずちゃんとその日の内に帰れたので良かったが、これはこれでそれなりにヒヤヒヤしたw

別に何という訳ではないけれど、とりあえず大きな区切りになったように思う。

8:35 武州日野
↓ - 0:15(支度など)
8:50 出発
↓ - 1:25(林道)
10:15 造林小屋(檜尾根取り付き)
↓ - 0:30(休憩)
10:45 出発
↓ - 3:20
14:05 檜岳の南東にあるコル
↓ - 1:15(予想)
14:40 大血川分岐
↓ - 0:20(休憩)
15:00 出発
↓ - 2:40
17:40 林道着
↓ - 1:40(歩いていたら途中で地元の方が車で拾って下さいました!)
19:20 三峰口
武州日野から南に伸びている道を歩いて40分くらい普通の道路を歩くと、こんな感じの林道に突入。
ここは何度も歩いている道なのでサクサク進む。
しばらく進むと造林小屋手前の簡単なベンチとテーブル(林業関係の人が使っているもの?)がある。
ここで簡単に身支度と行動食。この少し先にある白いペンキマークからようやく山に入る。
以前はここからも入れたようだが、途中で道が崩落したためか通行止めになっている。
作業道のような踏跡が見えるけれどここからは入らない。
白いペンキが見えたらここから登る。
林道を進み、右手の斜面に取り付く。写っているのは今来た林道。
ここを少し上がっていくと、割とすぐ作業道に出る。道幅もかなりのもの。ほら↓
地形図で見ると、作業道の西側に点線で書かれている道があるのだが、これかと思われ。
この作業道を暫く左側に進み、崩れかけの橋やトラロープのかかった橋を通過し、
2本目の橋を過ぎて少しすると更に上へ登る取り付きがある。
前回来た時につけた毛糸がまだついてた。
北からの支尾根が合流するポイントで、進むべき方向にまたもや崩れかけた橋が。こんな崩れかけた橋は当然渡れないので、この橋の左にある踏跡をたどる。
道はひたすら荒れており、踏み跡はあれど倒木やら何やらでかなり歩きづらい。
檜岳に近づくと、山を見上げて向かって左(南)に延びるトラバース道がある。

ここを辿るとコルに出るのだが、この道、踏み跡がはっきりしているなぁと思いきや、
途中から踏み跡が消える・・・
しかもガレガレやないかい。怖くはないけど嫌な雰囲気・・・
仕方が無いので直登
そのまま直登しても良いのだが、右側に少し岩場があるので、ここを足場にしていくと登り易い
稜線に上がり、これにて檜尾根終了。
右手に檜岳(ヘタレて登らなかったので・・・)を眺めつつ、左方向に延びる道を進む。
ちょっと藪。
大血川分岐。
以前行った時はこんな手書きのクマクラとか東大大血川なんて文字はなかったんだが
始めはかなり明瞭な踏み跡があるので迷うことはない。

右側の方に尾根道があり、踏跡もあるが、このテープは左へ行けと言ってる。
ひょっとして前回ココで右行かなきゃいけなかったのに左に行って迷ったのか??と勘繰ったものの、
左へ進んで正解だった。うーん、紛らわしい踏み跡だ。
こんなのもあったが特にここは分岐でも何でもない
大血川分岐から40分くらいのところで崩落地。
当時はかなり危険と感じたこの場所も、あの後何人かがここを通過したのか踏み跡がついており
それなりに通過できるレベルになっていた。
というよりも、ちゃんと同じ場所に戻ってきているということに対して感無量。
ああ、あの時ここ通った。と。
そしてここまではきちんとルートを辿れていたのだろうという確認。
そろそろルートサインの頻度も怪しくなってくるが、、まだかろうじて人工的に作られた橋も登場し、
まだ合ってるっぽいな、、、という感じ。
この辺りからいよいよテープが無くなってくる。合っているのか怪しい。
踏み跡も薄くなり、地面もぐずぐず。
問題がこのあたり。
この写真あたりはちょっと間違って突っ込んでしまってるところ。
地図で往復している箇所があると思うが、丁度その辺りだ。
この先は大きな谷になっていて、地形図と実際と少し異なっていたと思う。
日も傾きだして怪しくなってきたので、ズルして携帯のGPSで位置を確認。引き返す。
引き返して少しだけ下降すると、すんなりと、あまりにもはっきりとした踏み跡に出た。
更に少し先にはこんなトラロープも。
山は広い。
こんな明瞭な踏み跡があっても、少しそこから外れたら踏み跡の存在なんて全く見えなくなるから怖い。
ここまでくればもう後は頑張って下山するだけ。急ごう。
あまりにもはっきりとした踏み跡で拍子抜け。
遭難未遂を起こした場所には結局たどり着かなかったけれど、
迷わなければこんなに明瞭なトレイルがあったのかと愕然とする
途中でこんなものが。
クイナ沢橋が見えた!!
ここから暫く林道歩き。
前回取り付きを見つけるまでに時間がかかって尾根まで辿りつけなかった檜尾根と、
1年半の空白?の後にようやくリベンジを果たした大血川ルート。
檜尾根は、ウェブ上に全く記録がなかったので行かれるのか怪しかったが、
歩けないような場所もなく、とりあえずやり切った。
そして大血川、
あれから何十回という山行を経て、ようやく期は熟したとばかりに行った訳だが、
なんだかんだで矢張り難しい場所なんだなということが判ったのは大きな収穫だった。
日帰り山行だったけれど、かなりの満足度。


とりあえず、大血川はもう一度行くつもりだ。
次に行く時は、遭難未遂の時に見た真っ白な崩落地がどこにあるのか確かめたいと思う。
あと、一体どこでビバークしていたのかというのもかなり気になるところ。
この山域は奥が深い・・・w

ヤマレコはこちらからドゾ

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