レース中の写真なんて1枚もない。撮っている暇が惜しくて、勿論トイレに立ち寄ることや順番待ちをする暇も惜しくて、エイドで立ち止まっている時間さえも惜しい。だからトイレは極力行かずに済むように調整するし、エイドでは本当にその時体が欲したものだけを口に入れて先を急ぐ。別に私はロードレースに出ても上位に食い込めるようなレベルではないし、そうやって数秒数分稼いだところで何が変わるわけでもない。ましてやゴールまでの間にどこでどれくらい私が頑張ったかなんて誰も見ていないし自分にしか分からない。全行程走り切ることのできる訳ではない今回のようなアップダウンのあるレースでは、ただひたすら数十秒おきに至近距離の目標を定め、走り、歩いてはまた走り、といった単純な作業を何時間も何時間も孤独に繰り返すだけだ。
それが楽しいのかと問われれば正直楽しいのかどうかよく判らない。でもこの数時間の集中を乗り切らないと感じられないものがあるのは確かだ。2年前に初めてロードレースに出て、友達に撮ってもらった自分の写真を見て思ったのだ「私はこういう表情をすることがあるんだ」と。毎日毎日見ている自分の顔なのに、これまでに見たことのない表情をしていて、それはなんともいえない清々しい空気を纏い、すっきりと透明になったようだった。
レースは最高だよなんてことは言えないし、別に私自身が「最高」と思っている訳でもないし、はたまた最高の経験をするから最高の笑顔が溢れ出すという訳でもない。もう二度と走るもんかと思う人も居るだろうし、そこまで思わなくとも、別にもういいやと思う人もいるだろう。でも少なくとも私はレースが好きだし、走り終わると「やっぱり楽しかったな」と思うし「今回も出し切ったとは言えない気がする」とか思う。所詮想い出なんて楽しいことしか残らないものだから、ツラかったことなんて終われば忘れてしまうのだ。でも、レースでの敗北をバネに練習に勤しむようになるかというとそうでもないし、日常に戻れば相変わらずダラダラと走ってみたり1ヶ月以上走らなかったりというのを繰り返すだけで結局全然走力は上がらない。でも別にそれでいい。本当に走る理由が見つかったら本気で走ることもあるかも知れないけれど、今はこれくらいでいいかなと思っている。
そういえば、ひとつ今回気付いたことがある。ランなんてスタートからゴールまで殆ど個人プレーだし、人と一緒のレースにエントリーするということに対し、これまでは何の意味も感じていなかったのだけれど、案外そうでもないみたい、ということだ。気心知れた仲間達と励まし合い応援し合い、ワクワクや不安を共有しながら見知った背中を追いかけていると、自分がいっぱい居て全員で走っているみたいな気分だった。速い自分もいれば遅い自分もいるけれど、今本当の自分はココにいてココで頑張る、というような感じ。きっともうとっくにゴールしている誰かが、まだゴールできていない私を引っ張ってくれているかのような。だから自分がゴールした後は、これからゴールを目指すメンバーを引き付けるようなイメージで念を送るような感覚だった。レース中の孤独を知る個が集合となるときに溢れ出す結束の強さともいうべきか。それはまるで人生にも似た。
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私の所属するランニングチームRun or Dieから、かなりの人数が出場するという話を聞き、10月頃に勢いで申し込んだ鋸山トレイルランレース。これまでにロードレースは何度か出たことがあったし、その行程の中で数キロだけトレイルを含んでいるという程度のものを1度だけ経験したことはあったけれど、今回のように完全なトレイルのレースに出るのは初めてだった。このレースがトレランレースデビューになるというメンバーが私以外に何人かいるということが出場の大きな動機だったが、これまでに出たロードレースはいずれもチームとは関係なく勝手に出場してきたものだったり、偶然一緒にエントリーしていたという程度だっただけに、チームの一員としてレースに出るってどういうものなのか経験してみたかったというのもある。
距離は28キロ。事前に敢えて累積標高は調べなかったが、最高地点である鋸山の標高はたかだか329.4m。例え海抜0mから駆け上がったとしても、例えアップダウンが激しかったとしても、普段の登山と比較すれば高が知れている。初めてのトレランレースにしては距離は長めのようにも感じたが、かと言って確実にゴールできるに決まっている(と自分で思っている)15キロ前後のレースにエントリーする気もさらさら無かった。距離は少し長いけれど標高差は然程でもないこのレースは今の自分に適していると思った。
なんたって最初のトレランレースなので、もう何を着て何を持ったらいいのかというところから始めなくてはならない。これまでに出てきたレースと比べてエイドも少ないし(事前案内では2ヶ所と伝えられていた、実際は3ヶ所あった)、ロードレースに比べてどれくらいお腹がすくのかもよくわからない。とりあえずチームの人のブログを読んだり、レイヤリングの聞き込みをするなどしてどうにか前日まで調整し、以下のようになった。
●上半身●
1st(ドライレイヤー):
finetrack/フラッドラッシュアクティブスキン ロングスリーブ
2nd(コンプレッションインナー):
asics/肩バランスアップシャツ(ハイネック/半袖、廃盤品のため製品名不明)
3rd:
Rab/Aeon T-Shirt - Long-Sleeve
帽子:
addidas/製品名不明 普通のランニング用キャップで通気性の良いもの
(New BalanceのWindstopperビーニーと迷ったが結局キャップにした)
グローブ:
Heritage/ハイキンググローブ&100均で200円のスマホ用のびのび手袋
(結局100均のびのび手袋は出番なしのままだった)
その他:
Buff(薄手のネックウォーマー。夏用で薄手、UV加工されているもの)
コンプレッションは着るかどうかかなり迷ったが、結局着用。これまでもレースでは毎回着るようにしていたので今回も。スタート直後は「何枚も重ね着しすぎたかな」と少し後悔したが、結果としては丁度良かったかと。
グローブは2枚持参したがずっとゴアのハイキンググローブをしていた。途中暑くなったり、舗装路に出たりすると(手を使うことがなくなるので)外したり。
帽子は現地まで2枚持参しており、天候を見てどれを被るか決めようと思っていた。風が強かったので、耳が隠れるビーニーの方が良いかなとも思ったが、Buffで耳を覆えばどうにかなるだろうと判断して普通のラン用キャップに。
一番着てよかったなと思ったのは矢張り王道フラッドラッシュ。アクティブスキンにするかスキンメッシュにするかで家で散々迷ったのだが、私が持っているスキンメッシュは正規品ではなく、偶然手に入れたFTの試作品で、穴があいておらず伸縮性に乏しいものだったので、走っていてしんどくなった時に圧迫感に苦しむだろうなと判断しアクティブスキンに落ち着いた。あの強風下で汗冷えしなくて済むというのは実に圧倒的なアドバンテージ。自分が汗をかいていることさえ気付かないのだから凄い。ザックの位置を直そうと思って手を背中に回して初めて、自分が物凄く汗をかいているのだということ気付くという具合。多分これを着ていなかったら強風でお腹が冷えてきて腹痛必至。トイレは全行程で1ヶ所、しかも仮設トイレ1台しかなかった訳だからきっと野糞状態で泣きが入っていたと思う。
●下半身●
コンプレッションインナー:
SKINS/製品名不明 コンプレッション弱めの回復系ロングタイツ
パンツ:
addidas/製品名不明 7分丈ランニングパンツ(ファスナー無しポケット2ヶ所)
ソックス:
finetrack/メリノスピンソックス アンクル
靴:
inov8/mudclaw 270
パンツはもう少し伸縮性のあるものの方が良かったかなと思ったが案外大丈夫だった。靴はちょっとしたスパイクのようになったソールのmudclaw、泥斜面で人を抜く時には躊躇なく突っ込めて良かったが、林道や舗装路を走るときはかなり辛かった。
SKINSはレース時毎回着用しているため今回も。そのお陰かどうか、今回も脚が攣ることもなく無事ゴール。特にテーピングは施さず。ソックスはロードレースだとタビオの5本指を履いているが、初のトレイルということでトレイル用ソックスにしてみた。ドライで快適。
●持ち物●
ザック:
Salomon/XA 20 W(20Lザック)
ハイドレーション:
Hydrapak/リバーシブルリザーバー2L(800mlほど水持参)
シェル:
2枚(mont-bell/U.L.ウィンドジャケット&Outdoor Research/Hellium II jacket)
エネルギー系:
ザバス/pit in gel&カーボショッツ 各1本(両方消費)
コーラ飴3個(うち2個消費)
無印良品/すっぱい練り梅1袋(レース中は6個くらいしか消費せず)
その他:
スマートフォン、Suunto/Commet(温度計兼コンパス)、マルチツールナイフ、
固定用テープ少々、ポケットティッシュ1個
ハンドボトル&小さめポーチで攻めるか、、、とも思っていたが、シェルやジェルを収納できるサイズのポーチを持っていなかったのと、ハンドボトルで手が不自由になるのが怖かったという2つの理由から、少々大きめのザックを持つことに。というより、トレラン用のザックはこれしか持っていないため。
シェルは、スタート前にヘリウムを着ていたのみでレース中は一切着なかった。
エネルギー系は丁度良い量だったかと。走っている最中に私はそんなに食べられないため、エイドでも3ヶ所目でやっとどらやき4分の1個、バナナ4分の1本、コーラを飲んだ程度で他は梅干ししか消費せず。ジェル系はなんだかんだで2本とも消費。
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今回の参加者は
KMD、モッシー、
やな兄弟、
おがわんさん、
ビビさん、
ジャキさん、Kコさん、
ひらどんさん、
ヤハギさん、
ワンさん、私の計12名。応援で
ランブラーさんも現地入り。私を含めた後ろから4人が、今回が初めてのトレランレース。
コッシーさんと
ハンさんは残念ながらDNSとなった。
公式バスツアーを使ったり、マイカーで来たり、仕事の都合で金曜夜に現地入りしたりとそれぞれがそれぞれの手段で房総半島に渡ったが、私はというとワンさんと共に金曜夜に都内を出発してチャリで久里浜港へ。港に着いた頃には既に25時半を回っておりそのままフェリー乗り場でビバーク、翌朝6:20の始発に乗船し房総側の金谷港を目指す。
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一番上にも行ってみたがとてもじゃないが立っていられないのですぐ退散。ここから写真を撮るのが精一杯。 |
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すぐ屋内に移動。僅か40分間の船旅です。 |
ビバーク中も物凄い強風に曝され、挙句5時過ぎから客がやって来てその喧騒で起こされ、3時間足らずしか眠れなかった。フェリーは大きいから普通は余り揺れない筈なのに風が強すぎたせいかかなり揺れた。到着した房総側は更に強風で、港からレース会場である保田小学校までの4キロ余の道のりをチャリで進むのも一苦労であった。起伏の無い平坦な道なのに、ギアは一番軽くしないと進めない。横殴りの風でよたりながらかろうじて到着。この強風下で初のトレイルレースは大丈夫なのか・・・
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一番乗りで到着。皆を待つ |
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続々とメンバーが到着。応援で駆けつける筈だったランブラーさんは強風による電車の遅延で間に合わずw |
持って走る防寒具やエネルギー量等の最終チェック、着替え、ストレッチ、ルートについての情報交換などをしているとあっという間にスタート時刻が迫ってきた。9時半スタートの予定だったが15分おして9:45スタートとなる。9時半近くなってようやく外に出る。タイムの事前申請などもないので、好きな場所に並ぶ。ほとんど皆同じような位置で待機。モッシーだけは上位狙いでどこか前の方に居たようだった。
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ジャキさんが撮ったインスタ写真を転載。前の方に並んでいたモッシーさんが写っていないのはいいとして、
何故か同じ場所で並んでいたにも関わらず写り損なっているのはひらどんさん。 |
スタート後はそれぞれのペースで走る。序盤はロードや林道が続き、暫くするとトレイルに入るのだが、トレイルに突入する際に渋滞が起きるとのことだった。これに巻き込まれないためにも序盤は少し飛ばし気味で行こうと決めていたが、予定通り割と良い位置につけていたような気がする。
それにしてもダラダラとアップダウンがあって想像したよりもキツいな、と思いながら1キロ程度走った頃だったか、前方からこちらに向かって何十人も押し戻されるようにしてこちらへ走ってくるのが見えた。一瞬何が起きたか判らなかったが、君らに説明している余裕は無いんだ、といわんばかりに血相を変えて爆走してくる引き締まった体の選手を見送りながら、ああ全員でルートミスをやらかしたのかとガックリ肩を落とした。暴風で気持ちが少し萎えて、それでも走りだすしかないと悟って走りだしたのに、スタートしてあっという間にこの仕打ち。なんでこうもツイていないのかと本当に悲しくなってくる。
トップ選手のようにガツガツと人を抜けるほど走力もないが、かといってその時の自分の位置に甘んじてダラダラと走るにしては序盤すぎた。やむを得ず、自分のペースよりも遅いなと感じる人はどんどん抜くことに。でも、抜くというのは心理的にもかなりエネルギーを消耗するもので、ここでかなり疲れてしまった。10キロ地点までの長かったこと長かったこと。
細かい心理状態もトレイルの様子もあまりよく覚えていない。疲れていない時に限って渋滞したり、抜きたくてもトレイルが狭くて抜けなかったりといったイライラ感に始まり、疲労で抜く気力も起きなくなったり、自分の前後にいる全員が走れずに歩いているような過酷な状況もあった。私のすぐ前を走っている人が連続2回転倒したりもした。強風が止むことはなく、稜線に出れば容赦なく風が打ち付けた。これってトレイルランとかそういう問題じゃなくて普通にハイクしてても辛いんじゃないのかと思った。
トレイル故だろうが、沿道の応援的なものも殆ど無い。案外あの応援に勇気付けられるものだが、今回はそれが一切ない孤独なレースだ。たまに出くわす仲間達の激走を見るのがせめてもの慰みといったところか。
1ヶ所目と2ヶ所目のエイドに用意されていた水分は純粋な「水」のみ。正直スポーツドリンク的なものがあると期待していたのだがそれが無くてまたテンションが落ちる。バナナやどら焼きが用意されていたが全然食べる気が起きず、梅干しをトータル3個食べただけで先を急いだ。しかし2ヶ所目のエイドの時点で、予告されていた場所よりも手前にあるなと気付く。これはきっと3ヶ所目作ったんだろう。
持参したジェルは、1ヶ所目~2ヶ所目のエイド間にピットインを1本、3ヶ所目の手前でカーボショッツを1本というペースで消費。飴はいつ食べたか忘れてしまった。3ヶ所目のエイドでようやく食欲が出てきて少々固形物をチャージ。あと、ここにきてようやくコーラが飲めたので、紙コップに5杯くらいガブ飲み。
3ヶ所目のエイドは2人しかスタッフがいなかったと思うが、そのスタッフの人が私を見て「あら、女の人。多分6位か7位よ」と声を掛けてきた。ええ!前にそれしか女の人居ないんですか!?確かに女の人ってそんなに見かけてないような。しかも6位か7位って、そこ入賞かどうかっていう線引きじゃないの。あと1人か2人抜ければ入賞するかもしれないということ?
ここへ来るまで、正直走るモチベーションはそんなに無かった。というのも、ルートミスまで自分より後ろにいた仲間達が何人も自分より前を走っていて、きっとそれで順位が殆ど決まってしまっているのだろうと肩を落としていたからだ。しかし、まさかの入賞がちらつけば話は違う。私より前にいる女性ランナーだって、自分がそんなにいい順位に居るなんて実感していない筈だろうし、抜いても意地で抜き返すなんてことしてこないように思う。これは誰か見つけて抜かなくては。そう思ったら、どこに眠っていたのか判らない程のパワーが漲って、ガシガシ脚が回り始めた。
少しすると1人女性が見えた。そして抜いた。その後ジャキさんが見えてきてジャキさんも抜いた。1人抜いたくらいじゃ安心できないからもう1人女性を抜いておきたい!そう思ってもう1人抜いた。抜いた後はその人に再び抜き返されやしないかと後ろを振り返りながら走り続けた。しかし最後の最後になっておばあちゃんのような人が凄い勢いで走ってきた。ナニクソと思って30mくらい食らいついたけれど全然着いていけなくて仕方なくその順位に留まることにした。そして最後の角を曲がったあたりでランブラーさんがカメラを構えてこちらへ向かってきた。そして並走してもらいながらダッシュもかけることなくスルスルとゴール。もう脚はパンパンだった。蓋を開けてみたら結局男女別6位でも7位でもなく11位だった。なんだ1人抜いても2人抜いても入賞じゃないじゃん!と少しガッカリはしたものの、よくよく完走証を見たら30代女子2位だと?な、なんだってー!(因みに総合では211位。)
既にゴールしていたモッシーさん(26位!)、ビビさん(サブ4)、ひらどんさん、やな先輩、そして残念ながらDNFとなったKMD&ニゴタンに見守られてゴールするとすぐにジャキさんがゴール。少し間を開けてからヤハギさんとオガワンさんの2人が同時にやってきた。
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あと2人まだかなー |
Kコさんとワンさんのどちらが先に来るかな?と待っているとKコさんが先に涙のゴール。
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追い切れなかったけどKコたん最後の激走 |
ワンさんはどうしたのか。道間違えたとか脚が終わってるとか、走っている最中にそんなツイートをしているだけに皆もいよいよ心配になってくる。制限時間は6時間とか6時間半とか、あーもうどっちなんだ?きっと彼のことだから這ってでもゴールすると思うよ、と皆が口を揃えて言っていたが、それにしても脚は大丈夫なのか。意思はあっても体が終わっていたら走ろうにも走れないってものだ。
と、制限時間残す所7分を切ったところでやっとワンさんが小学校に近付いてきた。並走するランブラーさん。そして感動のゴール。
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これまでに10キロ以上走ったことがないというワンさん。ナイスラン! |
それぞれの想いで走り抜けた28km、走り抜けられなかった28km、何かが変わったかもしれないし変わらなかったかもしれない数時間。この1年間に起きたコトを振り返った人もいれば、そんなこと考えもせずひたすら走った人も居るだろう。私はといえば何も考えずにただただ走っていた、考えていたことといえば、今このペースは自分にとって速すぎるかな、遅すぎるかな、とか、そんなことばかり。体に意識を集中するということは即ち余計なことを考えなくなるということ。体の調子に注力して体と対話するというのはデリケートな行為だから、余計なことを考えている余裕は無くなるのだ。大人になると、こうでもしないと色々と考えてしまうから、体のパーツパーツに集中して無になれる時間は本当に必要。こういう時間を設けないと精神的に参ってしまうと思うし、そういうふうにできているからこそ人はそういうアクティビティに夢中になるという必然。少しヨガに近い。
全員がゴールしたところで集合写真。
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超いい笑顔! |
帰り際になってから、「年代別1~3位の人は別に賞状が出ていますので取りに来てください」と案内しているのに気付く。おや、それってもしかして私のことじゃあるまいか、、、
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というわけで大きな賞状頂きました! |
さてここからはお風呂、そして宴会と続きます。
本来テントを張ってキャンプ、の予定だったのだが、あまりの強風で流石に幕営できないだろうと判断、早急に宴会場的な場所として
「ごんべえ」にチェックイン。3部屋もあってお布団やシャワー完備、炊飯器に冷蔵庫、キッチンやお皿なんかも揃っている至れり尽くせりの部屋。
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荷物はお部屋に置いてから近くの「ばんやの湯」でご飯&お風呂。 |
そしてスーパーで買い出しをしてから部屋でまったりと宴会。先日作成したチームTシャツ(プリント部分はなんと手作り!)を着て集合写真パチリ。
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それぞれ好きなTシャツの色×好きなロゴの色 で完成したTシャツ。ロゴも若干混在w |
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そして宴もたけなわ、ジャキさんのギターを回し弾く時刻。 |
翌朝は
笠間ボルダーへ向かう人あり、直帰する人ありの中、またもチャリ組は強風に泣く羽目に。ちょっとしたところさえも横から風に煽られてまともに走れない。当然フェリーは終日欠航。これは、、、輪行するしかないのか。とりあえず
岩婦館というところで一風呂浴びてから富楽里の道の駅2階にある
網納屋というお店へ。温泉はとてもいいお湯で、一緒になったおばあちゃま曰く「前はここのお風呂は本当に評判で、待合室もお風呂も大混雑していたのよ」とのこと。飲んでみると少し香ばしいほうじ茶にも近い風味がした。因みにリンク先では入浴料700円となっているが現在は900円。そして網納屋の海鮮丼は激ウマ!この辺に来たらまた必ず食べに来たい。他にもたくさん食べたいメニューがあったけれど流石にそんなに食べられず。
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定置網の海鮮丼、数量限定だけど1260円と破格。
分厚い切り身の海鮮丼にお味噌汁と魚のちょっとした甘露煮のようなものが付いてくる。
定食だと、なんとご飯おかわり無料。 |
食べ終えて、ここから金谷港まで10kmほど。チャリならなんてことのない距離だが、この強風ではしれないためやむを得ず電車に乗ることに。港で一旦下車してフェリー復路の分を払い戻してからチンタラ都内へ。
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輪行を想定していなかったのでゴミ袋輪行に。 |
ランオアダイの皆と一緒に走れて本当に楽しかったです。ありがとう、そしてお疲れ様でした。
※おまけ・・・ニゴタンが撮ってくれていた私のゴール写真。ありがとー!