Day2--2月21日(日)
5:40 二軒小屋
↓ - 0:40
6:20 蝙蝠岳登山口
↓ - 2:00
8:20 中電管理棟
↓ - 0:40
12:10 2216m付近幕営
初日の到着が遅かった割には頑張って起きたってことにしてほしい・・・いやもっと早く起て暗い中歩いても危ない場所でもなかったからもっと頑張るべきだったけれども・・・
二軒小屋界隈、何気にたぶんまだ2度くらいしか来たことがないので土地勘がなく、薄暗い中をうろつき偵察しながら蝙蝠岳登山口までのんびり40分ほど。途中で大井川の東俣はこちらとの道標に導かれて坂を下る。いつか大井川あたりは遡行したいと思っているエリアのひとつ。
二軒小屋界隈、何気にたぶんまだ2度くらいしか来たことがないので土地勘がなく、薄暗い中をうろつき偵察しながら蝙蝠岳登山口までのんびり40分ほど。途中で大井川の東俣はこちらとの道標に導かれて坂を下る。いつか大井川あたりは遡行したいと思っているエリアのひとつ。
登山口までの林道の脇の切り立った岩が崩落しまくっていて、登山口も崩落しているんじゃないかと一瞬肝を冷やしたが無事に登山口に到着。しかもこんな登り口直前にポストがあるとはご丁寧なことだ(今回はコンパスでお届け提出済)。登り始めるといきなり急登、ところどころ凍結しているが最初はアイゼンなしで登り始める(30分経たずにすぐ装着したけどw)。
この大荷物だと、降りる時ちょっと嫌だなぁと思いながら登る。9mのおたすけダイニーマを持参したので、最悪ゴボウで降る感じになるかなぁなどと思いながら登ってゆく。2時間ほどで中部電力管理棟に到着。雪がそこそこでてきた。
管理棟を過ぎてしばらくしたところでスノーシューに切り替え。下山時に思ったけれど、もっと手前からスノーシューでもよかった・・・大分沈みながら頑張っていた模様。
向こうの山が見えてきた |
そもそも、昨日疲れ過ぎていてちょっと頑張れなくなってきていたので登頂は難しいだろうなぁと思っていたのだが、それでも徳右衛門岳くらいは行きたかった。2216m地点の等高線がゆるくなっているあたりでまだ12時、予定から大幅に遅れていた訳ではなかったし徳右衛門までなら15時過ぎには到着できるだろうという見込みもあったのだが、そもそもあと3時間頑張るのがもう面倒になってしまっていて、あれこれ言い訳を考えて結局2216mで幕営することにしてしまった。ぬるい。
諦めた要素は色々あったが、まず足元がスノーシューであったことの不安。降りるとき滑りそうな斜面はスノーシューを脱いでアイゼンになるだろうし、そうすると下山ペースが落ちるのは必然だろうという点。(実際は下りでもずっとスノーシューで大丈夫だったし、ちょっと心配しすぎだったのだけれど。)
そして、初日に顔を怪我した時にどうやら左手をどこかについたようで、手首が内側に曲がらなくなっていたことへの不安。外側には曲がるのだが内側に曲がらず、曲げると激痛が走った(翌日には治っていたので結局大したことはなかったが、この時はちょっと腫れていて、指もパンパンになっていた)。不安要素を抱えてタフなところを登り続け、あれこれ作業がしづらい状況というのは避けた方がいいなと思った。
また、天気がわからないのも不安要素のひとつだった。一応事前の下調べでは天気は安定してそうだったのだが、初日の夜に予想外に雨がぱらついたため、万が一天候が悪化していたらまずいなとも思った。ラジオも受信できず、携帯の電波も入らない状態で突っ込まない方がいいなと。
あともう一点は、帰りに伝付峠越えをもう一度やりたくない=畑薙ダム方面へ歩いて帰ろう、と思っていたため、井川まで10時間くらい(←間違ったイメージ)&井川から家まで1日かかると考えるとデプローチに2日かかるから、あんまり標高の高いところまで登ってまた降りてくると時間が無いなと思ったことだ。日数があればもう少し頑張ったとは思うのだが、どうせスルーハイクじゃないし蝙蝠にも着かないし、ということで早々に諦めてしまった。たまにはこういうこともある・・・。因みに風はかなり強かった(とはいえ結構上まで樹林帯ではある)。
1時間ほど掘ってとりあえずのんびり |
因みに、テントに入ってから無線機のラジオを付けたら普通に受信できて、翌日の天気も安定しているとの情報を得たw とはいえもうここまで幕営した後でまた撤収して徳右衛門を目指す気はないw
7:15 2216m付近幕営地点
9:00 中電管理棟
17:35 畑薙大吊橋
27:35 大井川鐵道 井川駅
今回はGregoryのDeva70 |
荒川岳とかそっちのほう? |
淡々と降りながら、今回のヘタレな結果について自分を納得させようとして思考をめぐらせていた。上へ行くことを諦めざるを得ない要素が色々あったから仕方ないよねぇ、折角こんな遠いところまできたのに、そうそう来られないのに、こんな不甲斐ない結果になってしまったのもまぁやむを得ないよねぇ、とかなんとか。しかし空は穏やかに晴れ、風の影響をそこまで受けるルートでもなく、気温も高くて暖かく、それなのになんで私はこんな朝の時間帯に山を下っているんだろうか。嗚呼、撤退理由がこんなにあるならば理由として十分だよと自分を説得しようとしていたけれど、考えれば考える程こんなのただの言い訳じゃないかと思えてきた。私はいつだって言い訳が多いんだよなぁ、そんなことを口にしたら本当につらくなって涙が出てきてしまい、暫く嗚咽して立ち止まっていた。
このあたりは雪ほぼ無し |
大井川東俣で水を飲む |
蝙蝠岳登山口のすぐ手前の林道脇の崩落。ひどい。 |
埋めたばかりのコンクリートでふにゃふにゃなので、淵を歩いてください~と 爽やかに言われる(下は崖w) |
遠い! |
到着して駅の軒下に寝袋を広げると、ここまで降ったり止んだりしていた雨が急に本降りになった。間一髪!
7:45 井川駅発 井川自主運行バス乗車
10:12 静岡駅着
駅前でステビ(といっても5時くらいまで起きてて小一時間仮眠しただけだけど) |
乗り継ぎポイントの横沢。ここまでに峠越えで1100m以上までバスで登るw なかなか楽しい(けどちょっと寝てしまった)。 |
運転手さんと話していたら、将悟さんの1コ下の後輩なんですよ僕!とのことだったw 調理師免許をお持ちらしく、某山小屋でご飯作ったりしていたこともあったとのこと。 |
いつかの登頂に期待!