日の出が一番早い時期だというのに8時近くまで眠り呆けるというのは一体どういうことか。
6時出発の計画で16時下山予定だったのに、もう起きた時点で計画が崩壊した。夏至ってなんだい・・・我々の眠気の前では太陽も無力だということなのか・・・
(いやほんとにどうやって起きればいいんですかねこれ・・・)
でもご飯食べるもんねー(この期に及んでまだ焚火している) |
10:30 出発(すぐに二ノ沢)
↓ - 0:30
11:00 三ノ沢出合
↓ - 2:30
13:30 尾根到着
↓ - 0:23(おにぎり)
13:53 出発
↓ - 0:57
14:50 鶏冠山山頂(百名山ではない看板の方)
↓ - 0:37
15:27 鶏冠山山頂(百名山頂上標ありの方)
↓ - 1:00(第三岩峰はどこかわからずスルー)
16:27 20m懸垂下降地点
↓ - 0:33(懸垂&ロープ片付けなど)
17:00 懸垂下降地点出発
↓ - 1:15
18:15 チンネのコル
↓ - 1:48
20:03 鶏冠谷出合
何度も登場してますがちゃんぽん(乾麺)で朝ご飯。野菜的な具が無かったが魚ソーだけ入れた |
ようやく出発 |
この日の詰め上がりを本谷から三ノ沢へと変更するのは然程無謀なことでもなかった。
もう少し水量の多い場所を長く歩いていたいと思ったりもしたが、そんなこと言うなら早く起きろという話で。
あまり悠長に迷ってる場合でもないのでどんどん進む |
と、あっという間に三ノ沢出合に到着。出発から僅か30分・・・ |
ナメってます |
恐怖を感じるほどのレベルでもなく、かと言って退屈する程単調でもない適度な登攀が続き楽しい 多分青いラインのような感じで登ったと思う。 |
スラブ終盤で右岸の草付へ移動 |
ふんぐっ |
もう後半戦なのでもっと水量少ないのかと思っていたけどこれでもかってくらいちゃんと濡れた・・・ |
最後の涸沢の出合。右へ。 |
ここが問題の場所・・・ |
稜線までの間は極く普通の樹林帯で、デメリットを挙げるとすれば、地味で暑いだろうなという程度。
木がきちんと生えているし、歩きづらくて滑り落ちるということもまずなさそう。
なのに何故青いラインで、わざわざ岩の登攀を選んで、稜線を目指したのか・・・
こんなキャンプしてからまだ1ヶ月半しか経っていないんだもの、ちょっと試したくなってしまうのが悲しい性、
わざわざこんなところで試さなくたっていいのに(私がこっち行くって言った・・・)
稜線的なところ見えてるし大丈夫! |
途中まではね |
うん?稜線まだ先だ・・・ |
ただのスラブかと思ったら岩が滅茶苦茶脆い。乗っても掴んでも悉く崩れる・・・駄目だ・・・
仕方がないので私はスラブの右側へトラバースし、土の斜面まで辿り着いたところでキックステップ、
シャクナゲに手を伸ばして勝手に尾根を目指すことに。
一方マスタはスラブの左の方に居てこちら側にトラバースできるような状況でもなかったので、
私と反対側のシャクナゲ地帯に入って稜線を目指し、鶏冠尾根上で合流することにした。
一時的にパーティー解散w (方法としてはあまりよくないとは思うがw)
キックステップ中 |
マスタ側のシャクナゲ漕ぎが酷かったようで、合流まで私が尾根で10分ほど待機することに。
おにぎりを食べつつマスタ待ち・・・
この奥にマスタがいる(ここを漕いでる) |
昨晩炊いたご飯で握ったおにぎりを食べて後半戦に備える(ていうかもう13時半過ぎてる) 具はキューピーの肉味噌チューブ(小さいマヨネーズみたいなのに入っていて美味しい)。 |
雨降りませんように・・・ |
詰め上がったポイントからここまで、30分くらいのつもりでいたのに結局1時間近くかかるという・・・ |
僅かばかりの展望 |
今回の脆脆スラブから脱出できたのは君達あってこそ、しかしそのあと行く手を遮っていたのも君達だ・・・ もう少し心穏やかにシャクナゲを眺めたいものだ小悪魔シャクナゲよ・・・ |
無線ルートだけど一応道標は其処此処にある |
第3岩峰がどこのことだったのかわからなかったけど、迂回はしてなかったぽい。。。 |
100名山が無線ルート上にあるとか(頂上2箇所ある)。展望良さそうだけれどもよく見えない。 一応釜ノ沢の乙女の滝とか東のナメ滝の上部とかが見えている。 |
ひたすら岩場続き |
しかしまだフェルトソールの沢足袋のまま。 |
ようやくトレランシューズに履き替えたところでトラロープの下降、そしてこのあとようやく20m懸垂下降地点。 トラロープはあったけれども、うっかり落ちたら20m下までいってしまうので、念のためおたすけロープで懸垂w |
と余裕こいていたけれども、いざその場に立ってみるとそれなりに足は竦むもので。
2人立つのに十分なスペースはあるのでそこまで怖い訳ではないのだが、20mも懸垂するのは
何気に初めてなので慎重に。。。
リングボルト2本とハーケン2本、それらに渡されたスリング類全てにまたがって 25KN×8KNの環なしのカラビナがつけてある。環無しなのか・・・ |
支点は信用のおけるものだったのでそのまま使わせて頂いた |
私の番。 途中に一旦テラスがあり、そこにもリングボルトとスリングが見えたので、 2度に分けて懸垂している人も居る模様 |
40mダブルロープで下ったけれどもまだロープは余った。 尚、ここは丁度P1986の真北あたりにある等高線の詰まった辺り。 |
鎖場が容赦ない |
鎖が無かったら結構まずいような場所ばかりが続く |
鎖が長いので兎に角重たい!! |
携帯のGPSを見ると、思っていたルートから大分外れている。とはいえこれだけはっきりしたルートなので信じて進む きっとどこかでダイナミックに東側へトラバースするんだろう(P1986から只今ほぼ真南に進んでいるところ) |
チンネノコルなる場所でぐきっと東へ折れてトラバース。あまり地形図見てもコルっぽくないけど 地形は微妙にコルっぽくなっていた。ここから2時間て、今、18時ですが、、、日没は19時過ぎだけど、、、 |
左側の岩に沿って水が染み出している。眼前は昔崩落したような跡地。 石がごろごろしているが、浮石という感じでもなく割と安定している。けれどこのあと結構な急斜面が続くので 雨の日に敢えて突っ込みたくは無い。 |
ルートは明瞭。ルートサインも豊富。 |
どうにか無事に西沢渓谷まで到着。チンネノコルで書いてあった通りで案の定出合まで
2時間近くかかってしまった。
道の駅みとみへ移動して身支度をしようとしたらクワガタを発見。ミヤマクワガタ、、初めて見た。
かわいい。
このクワガタ君が繋いでくれたご縁なのか、クワガタ採りの方に駅まで車に乗せて頂けることに。 ありがとうございました! |
今回は鶏冠尾根の下降の記録があったので参考にさせて頂いた。
これは2004年の記録で、現在より踏み跡も大分不明瞭だったようだ。
よくよく読むとわかるのだが、やはり第3岩峰の5m懸垂箇所は彼らもどこだかわからず終わっている様子。
しかし第2岩峰に関しては、おそらく我々は稜線伝いに岩場を登ったり降りたりしていたので
彼らのように脇をトラバースはしてこなかったものと思われる。
というかトラバースできる気配がしなかった・・・あんなところトラバースする方が余程怖そうだ。
あと、今回検証したかったのが『自分達のCTが一体東工大の記録に対して何%のスピードなのか』という件。
過去のデータを踏まえ、仮説として、今回1.4倍で計算してきたのだが、これが今回はうまくいった。
東工大CT(休憩時間を足したもの)を『1』として、それを1.4倍したものを自分達のCTとした上で、
自分達のCTには大休憩を含まず、小休憩のみ含んだものとして計算する。つまり
『おにぎりを食べたりするつもりがあり、10分以上はかかるであろう休憩』
『まだ不慣れな入渓準備など、普通の人よりも時間をかけていると思われる休憩』
『明らかに等高線がゆるやかな地点があり、そろそろ疲れてきているかもしれないので休憩するかも』
などで大幅に時間を要する可能性があるものについては別途プラスする。
つまり全体としては1.4倍では全然歩けていない訳なのだけれども・・・
これで今回計算がうまくいっているので、次にまた東工大の歩いた道を辿ることがあれば
もう一度この仮説を検証してみようと思っている。
まぁ東工大といっても歩くメンバーは毎年変わっている筈だし、ペースが一定とは思えないけれど
大幅にずれることもないんじゃないだろうかと期待をしている。
これで数値が安定したら、CTの予測を立てるのが割と楽になりそうな気もする・・・
自己満ですみません。
『まだ不慣れな入渓準備など、普通の人よりも時間をかけていると思われる休憩』
『明らかに等高線がゆるやかな地点があり、そろそろ疲れてきているかもしれないので休憩するかも』
などで大幅に時間を要する可能性があるものについては別途プラスする。
つまり全体としては1.4倍では全然歩けていない訳なのだけれども・・・
これで今回計算がうまくいっているので、次にまた東工大の歩いた道を辿ることがあれば
もう一度この仮説を検証してみようと思っている。
まぁ東工大といっても歩くメンバーは毎年変わっている筈だし、ペースが一定とは思えないけれど
大幅にずれることもないんじゃないだろうかと期待をしている。
これで数値が安定したら、CTの予測を立てるのが割と楽になりそうな気もする・・・
自己満ですみません。