2019/12/11

20191208-14_しまなみトライアングル&石鎚山系縦走 山編2


Day4--12月11日(水)
朝。小屋を出発して10分ほど歩くと、昨日小屋を探しながらうろついていた工事現場の脇に出た。なんと、関係者以外立入禁止と書かれた分岐に出た。工事が終われば立入禁止の札も取り除かれるのだろうし、そもそも私も明るい時間帯に到着していないので偉そうなことは言えないけれども、、、うーん、これは迷う気がするし危ない感じw
出発前に写真を撮るも、暗くてよく見えない・・・すみません
逆側は二段ベッドというか二階建てになっているので収容人数は多め
土間には小さなだるまストーブ
6:00 シラサ峠
↓ - 1:25 
7:25  瓶ヶ森登山口
↓ -  0:35
8:00 瓶ヶ森(女山)
↓ - 1:25
9:25 神鳴池
↓ -  0:50
10:15 自念子ノ頭
↓ - 0:15
10:30 主谷分岐
↓ - 0:30
11:00 東黒森
↓ - 0:40
11:40 伊予富士
↓ - 1:05
12:45 桑瀬峠
↓ - 1:00
13:45 寒風山
↓ - 1:30
15:15 笹ヶ峰
↓ - 0:30
15:45 丸山荘
舗装路より少し高い位置につけられた縦走路をゆく。石鎚山系の縦走は数年前から行きたいなと思っていて、地図はその時に買ってあったのだが、地図を見ると舗装路が登山道の近くをずっと走っているのがわかり、少し熱が冷めてしまったのだった。しまなみ海道とセットにできると気付かなければ、私はなかなかここに来ることはなかったかもしれない。
峠から50分ほどで、なにやら巨大なスラブを有する岩と遭遇する。地図にも何も書かれていないのだが、何か書いておいてもいいんじゃないのかと思うくらいのインパクトのある岩だ。写真ではなかなか伝わらないけれども・・・
子持権現山をトラバースした後のところに祠
子持権現山は地面から急に生えてきたような山で斜度がすごい。東側にトラバース道がついており、山頂への道は地図でもルートとして記載がされていなかったので私も例に漏れずトラバース道を利用した。後で調べてみると、子持権現山頂へのルートは矢張りちょっとしたバリエーションルートのようで鎖場が5回も連続するとかなんとか・・・。ここで時間を費やさなくて良かった。。。

再び舗装路に出て、次は瓶ヶ森。時期が時期だけに誰もいなかったが、自転車の人も来る場所であるらしく、バイクスタンドやベンチなどが置いてあった。確かにこのあたりまでヒルクライムしてくるのも面白そうだ(下りが滅茶苦茶寒そうなので秋か春くらいがいいな・・)。
瓶ヶ森は男山経由で女山まで。男山への分岐で山に登らずトラバースしていくとキャンプ場が二箇所ほどある模様。
少し急な坂をあがると男山
まあるい山頂は女山
15分足らずで女山山頂到着。2000mに満たなくてもずっとこの辺りは森林限界は超えているようで360度の大展望!
海の方。しまなみ海道の方まで見える
長々と写真を撮ったりなどしていたが、なんだかんだ風が強くて寒いので適当に切り上げて先を急ぐ。ここから先も伊予富士のあたりまではずっと下に道路が見え隠れしているのだが、道路に車の影はなく、勿論登山道にもまったく人がいない。この時期のこのあたりはここまで不人気なのか。まぁ確かに雪があったりなかったりで地面のコンディションも良くはないけれども・・・
たまに道路
道路を歩いてもトレイルを歩いても結局同じところに着くといった感じが、奥武蔵グリーンライン界隈を彷彿とさせる・・・きっとこの辺りもランナーの峠走練習エリアなのだろうなぁ。
笹が多い、一番向こうが伊予富士
伊予富士の手前の分岐で舗装路に下りると水場があるようだったが、この時点では特に
水を追加する必要もなかったのでスルー
初日に土小屋までしか行けなかった場合は寒風山付近でビバークになるかなぁなどと思っていたのだが、初日にシラサ小屋まで頑張れたのでこの日の宿は丸山荘まで行けそう。寒風山の先あたりは、地形図を見ると割と平らなところが多くて、テントを張れるかなと想像していたのだが、実際歩いてみると笹がすごいわ道は狭いわで全然テントなんて張れる感じじゃなかった。まぁ眠ろうと思えば眠れるけれども・・・
読んで字のごとく、風が抜けて滅茶苦茶寒い寒風山・・・
丸山荘と笹ヶ峰山頂の分岐点に荷物をデポしてとりあえず山頂を踏むも、ガスのため展望なし・・・そしてここも風が強い!
水場を有した丸山荘へはCT0:35の下り。友人からここはいい山荘だと聞いて下りることに決めたのだが、この日ここへ降りて水を汲むのを前提にした水の量しか汲んできていなかったので、山荘が営業しているかどうかよりも、水が出ているかどうかの方が自分にとっては死活問題だった。さて・・・
写真中央あたりに見える赤い屋根が丸山荘
草ボーボーの平場(テント場なのかどうかは定かではない)を過ぎると小屋が現れた。なんとも言えない味わいのある古びた小屋で風情がある。しかし引き戸には南京錠がかかっていて営業していないようだった。代わりに、写真奥側の長屋のようなところが避難小屋として解放されていたので、こちらを使わせて頂くことに。結局山では二泊とも避難小屋で、テントは一度も使わずに担いだだけで終わってしまったw
張り替え作業中の網戸が置かれている。作業小屋の一角を使わせていただける感じ。
断熱材フォームなどが板の間に敷いてあり、結構暖かい。
水場はどうだ。
小屋の手前には蛇口が複数ついたシンクがあった。沢だろうが湧き水だろうが、水さえあれば十分なのにまさかの立派な蛇口!ほっと胸を撫で下ろし、手持ちのプラティパスに水を入れようと早速蛇口をひねる。トクトクトク、なんともいえない水流に疑問を感じながら20秒くらいすると1Lちょっとで水が止まった。複数の蛇口の全てを順番にひねり、出せるだけの水を出しても1.5Lにもならない。凍っていた感じもない。一旦蛇口に見切りをつけ、もみじ谷と書いてある方へ行ってみたが特に水場も現れない(翌朝登るルートがもみじ谷ルートという名前であるだけのようだった)。この先に水場があるかどうか調べたかったけれど、そもそもここは携帯の電波が入らない。

小屋に戻って蛇口のつくりを観察すると、どうやら水色の大きなタンクから水が引かれているように見える(写真左奥がタンク)。山の中から管が出て一台目のタンクに繋がり、そこから二台目のタンクを経由して蛇口側に通じている。タンクが浄水器になっているのかもしれない。山の方から水がじわじわ下りてきているのだとしたら、時間が経てばきっとまた水が増えてきて蛇口から出るだろうと踏む。寝る前に蛇口をひねると僅かに水が出てきたが、この調子だと朝になって調達できる水の量は高が知れている。このままだと翌日の行動中の水は200mlくらいしかなく、足りなければ途中で少しルートをそれて水を汲みに下りる必要が出てくる。

水がギリギリなので、焼酎のお湯割も自ずと濃い目に作らざるを得ないが致し方ない。

山編3へつづく

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